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【大学入試】入試は作戦!今からでも作戦を立てよう!!

【大学入試】入試は作戦!今からでも作戦を立てよう!!

こんにちは!

京阪「出町柳駅」から徒歩2分にある、武田塾出町柳校です!

今回は、本格的に入試シーズンに突入してきたということで、大学入試についての記事になります。

みなさん、自分がやっている受験勉強は志望校に合わせて作戦を立てたうえでの勉強になっていますか?

「作戦って何?」

と感じた人は、是非今回のブログで、作戦の立て方について、一緒に考えていきましょう!

 

1,まずは情報収集

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何をするにも情報が無ければ始まりません。

受験勉強で作戦を立てるうえで最低限必要な情報は

過去問

共通:2次の比率

合格最低点

の3つです。

この3つがなぜ重要かを解説していきます。

過去問

過去問が重要なのは言うまでもありませんね。

過去問は志望校を攻略するための情報が詰まった宝箱です。

特に、出題のされ方や、各教科の難易度の研究を念入りに行いましょう。

私立大学などでは、ほかの大学とは一味違う、癖のある出題をしてくることがよくあります。志望校の出題の癖が強いほど、それに特化した勉強をしていく必要があるので、これはできるだけ早い段階で研究しておきましょう。

各教科の難易度がなぜ重要かというと、どの教科でどのくらいの完成度を求められることになるかを知り、その完成度に達するためにはどのくらいの時間と労力を費やすべきなのかを検討する材料になるからです。

例えば、

数学:難しい

生物:やさしい

化学:普通

英語:難しい

といった傾向のある大学を受験するとします。もちろん、今の自分の学力と相談することは大前提ではあるのですが、この難易度の傾向を見ると、生物や化学の難問の攻略に時間をかけるのは実にナンセンスだと分かりますよね。

生物や化学は、標準的な難易度の問題をよりブラシュアップすることに時間を費やし、生物化学で難問を解かない代わりに、そこで浮いた時間を英語や数学の難問攻略に使うのが合理的なやり方でしょう。

共通:2次の比率

これが重要な理由は、共通と2次、どちらにより時間をかけて勉強するべきかがこれで決まるからです。

例えば、極端ではありますが、共通:2次=1:9の大学があるとします。

2次は難しいので、共通である程度得点を稼ぐというのはあるとしても、「共通満点取るぞー!!」と言って共通の勉強に没頭するやり方よりも、2次の勉強をひたすらやって学力を上げて、その結果共通テストもある程度の点数を維持できるようになり、直前期のみ共通テストの形式に合わせた勉強をする、というのを目指すのが理想的でしょう。

また、共通:2次だけではなく、共通・2次それぞれにおける各教科の配点も重要になってきます。

例えば、私の受験した京大農学部では、共通テスト(当時はセンター試験)での社会の配点が大きく、理系だからと言って社会をほったらかしにすると痛い目を見ることになる、というシステムになっていました。

このように、各教科の配点に違いがある場合も要注意ですので、チェックしましょう!

合格最低点

最後は合格最低点です。

ほとんどの大学で5~7割以内の点数となっています。

「過去問」「比率」の2つの情報を得たら、この「合格最低点」が勉強の作戦を立てる大きな指針となります。

これを知ることで、結局何点取れれば良いのかが分かり、自分の現在の学力と志望校の求める学力の差を知ることができます。

それらの差を数字として見ることで、これからどのくらい伸ばさなければいけないのかを把握でき、それを各教科で比較することで勉強時間の分配の仕方も考えられます。

 

3つの要素を見てきましたが、まだこれらをチェックできていないという人は、一旦このブログを離れてこれらの情報をかき集め、研究しましょう。

 

チェック出来たという方は、ここからこれらの情報を基にどうやって作戦を立てたら良いのか、一緒に考えていきましょう。

 

2,作戦を立てよう

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さて、情報はかなり集まりました。

ですが、集まったことに満足していては宝の持ち腐れになってしまいます。

ここからが本番です。

作戦の立て方について、実際に私が受験生時代に立てたものを参考にして、考えていきたいと思います。

 

志望校:京都大学農学部

配点(比率)と過去問の感触:

[センター試験]250点

国語100 → センター独特の出題形式がかなり厳しい、古文・漢文は暗記事項を完璧にすればまだまだ伸ばせそう

数学(IA・IIB合わせて)50 → 誘導に乗れれば、各大問の最後の難問以外は大丈夫そう

理科(生物・化学合わせて)50 → 化学の知識問題でかなり苦戦。無機など、暗記事項をよりブラシュアップする必要あり、生物は考察問題の練習が必要

地理100 → 思っていたより得点が安定しない。表の読み取りについて、考え方は分かるが知識が足りない。データ集などで必要と思われる知識を徹底的に詰める必要あり

英語50 → まず大丈夫そう。満点も十分に狙える。

[2次試験]700点

国語100 → 現代文は時間さえもらえればそこそこの解答は書けるが、時間が足りない。京大が何を書かせようとしているのかを例年の出題傾向から読み取り、狙いをつけて解答できるようになれば時間短縮か。古文は難しいのは当然だが、和訳問題など、知識である程度勝負できるところもあるので、古語や助動詞の学習を徹底する。

数学200 → 歯が立たない。標準以上の難易度の問題は捨てて、標準以下の問題で確実に得点できる必要あり。ただし、それだけでもかなり厳しいため、多くの時間を割く必要がありそう。

生物100 → まあまあいけそう。ごく基礎的な語句問題も出題してくるので、ここは得点源。また、現象が起こる理由についても多くの出題あり。

化学100 → 毎年有機の構造決定を出題してくるのが印象的。理論の分野では、標準的なレベルの出題も多く、なんとか食らいつけそう?

英語200 → 結構自信あり。得点するためのテクニック・考え方と、抽象度の高い話題への耐性がつけばまず6割はくだらない。

合格最低点:667/1050(昨年)

 

 

志望校の試験の情報・過去問の特徴・自分の学力と合格に必要な学力との差をまずは把握しました。

ポイントとしては、

現状どれくらい食らいつけていて、ここからどのくらいの努力を要しそうか。

食らいつけていない場合は、何をすれば改善するか。

特徴的な出題傾向はあるか。

の3つを考えるのが良いでしょう。

さて、これだけ把握出来たら十分でしょう。

ここから作戦を立てていくことになります。

 

 

[全体について]

センター:2次=1:2だが、取れる点数的に考えて、実質1:1に近いので、センターの対策も念入りに行う。

[センター試験]()内は目標点数

国語:古文漢文はまず暗記事項を完璧にする。また、選択肢を選ぶ際、暗記事項を知っているだけで消せる選択肢がありそうなので、暗記事項で選択肢をどのくらい消せるものなのかなど、テクニック的な研究を行う。現代文はとにかく時間が足りないので、先に問題を見てから本文に行く、また、その際問題のどのようなところに着目すれば良いのかを、丁寧に研究する。(80/100)

数学:誘導がかなり特徴的なので、たくさん問題を解いてこの形式に慣れる。また、確率では条件付確率を最後の方で必ず問うてくるなど、確実に出題される内容については一層完璧にしておく。(45/50)

生物:知識問題は一問一答を使って満点を目指す。考察問題は、まず生命現象の本質を知る必要があるため、一問一答を語句→記述の向きで行い、生命現象を自分の言葉でより深く理解し、説明出来るようにする。考察問題におけるパズル的な考え方は、まずは時間を測らずに、じっくり考えることから始める。(20/25)

化学:知識問題は、一問一答を使うとともに、間違えた問題は必ずメモすることで穴を一つずつふさいでいく。(20/25)

地理:地理的な考え方はまあまあついているが、それを活かす知識が足りない。データ集だけでは似たような数字ばかりで印象が薄くなるため、友達と問題を出し合ったり、ネットで検索してみるなど工夫をする。(85/100)

英語:長文は現状維持で十分。最初の発音問題などで点を落とすので、特徴的な発音をするものは専用の参考書でチェックする。(50/50)

目標合計:300/350

[2次試験]()内は目標点数

国語:7割を超えるのはまず無理。6割を狙うのが現実的なところか。古文は古語や助動詞など、しっかりとした根拠をもって解答できる部分が多いので、安定しそう。過去問から解答の書き方を研究し、知識を詰める。現代文は、解答を見ると、二項対立に着目した解答が多い、といった特徴が分かる。他にも京大が求める解答の書き方を研究し、時間短縮する。(60/100)

数学:圧倒的な努力が必要。具体的には、京大に特化した問題集を使って、京大数学の解答の方針に何かしらの傾向が無いかをよく調査する。数学力自体を上げるよりは近道か。標準レベル以上の問題を解くのは無理そうなので、それを取捨選択する技術も磨く必要あり。(100/200)

生物:基礎的な出題の割合が他教科と比べてかなり高いので、基礎・標準レベルの対策にフォーカスする。解説を読んでもよく分からないような難問は答えられなくても、十分な得点を確保できるので、このような難問は勉強しない。(65/100)

化学:得意分野と苦手分野の差が激しいので、自分の苦手がどこなのかをまずは把握する。また、生物ほどではないが、標準的なレベルの問題の占める割合が高いため、難しい問題集をするよりは、普通のレベルの問題集の完成度を極限まで高めるほうが効果がありそう。(65/100)

英語:現段階でかなり食らいつけている。全く分からない、という問題はほぼ無いが、和訳英訳の際に意訳をしすぎる癖があるため、原文に忠実に解答する訓練を積む必要がありそう。(140/200)

目標合計:430/700

センター・2次合計目標:730/1050

 

作戦を立てる際のコツはいろいろありますが、特に知っておいていただきたいのは、あまり高い目標を立てない、というのがかなり重要だということです。

上の作戦でも、難しい問題は捨てる、などの表現が多く出てきていますが、標準的な問題だけで十分な得点が稼げるのならば、難しい問題なんて捨ててしまいましょう。

時間はかかるうえに、解答しなくても目標に届く問題なんて、必要ないです。

必要な得点を稼ぐための最低ラインの問題のレベル、というのを必ず把握して、問題のレベルの取捨選択をしましょう!

 

…ちょっと長めになってしまいましたが、このような感じで私は作戦を立てていました!

作戦の立て方もそうですが、ここに書いた勉強法はどれも私が受験生時代に実践して効果があったものなので、よければこれらの勉強法も取り入れてみてください!

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか!

受験と聞くと変に力が入ってしまう人が多いですが、肩の力をいったん抜いて、戦略ゲームだと思って作戦を立ててみると、少し勉強に取り組みやすくなるかと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

食事睡眠はしっかりとって、健康的に頑張ってくださいね!

では!

 

 

 

 

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