みなさん、こんにちは。武田塾出町柳校、校舎長の平尾です。
この記事を書いているのは2020年の10月7日です。
わたしの感覚では「今年ももう秋になったのか」という感じです。高校生の皆さんはいかがですか?
高校3年生になってそろそろ6カ月くらい経ちますが、共通テストまで残すところ4カ月、私立入試まで4カ月半、国公立入試へは約5ヶ月となりました。
もう受験生の期間の半分になってしまいましたね。
もしかして、もう浪人の事を考えてる人もいるんじゃありませんか?それは早いですよ!
自分を追い込み、正しい方法で受験に挑めば、まだまだ勝機はあります。
今回の記事は、
受験生、逆転狙うなら関関同立・MARCHを受験せよ!
というテーマで話していきたいと思います。
この内容はコロナで大きな影響がありそうな、2021年度入試に限定したお話です。
今後のコロナの収束具合によっては当てにならないこともあるかもしれません。
ただ、考え方自体はひとつの参考にしていただければ幸いです。
この記事を読めば、
関関同立もしくはMARCHにあえて受験することのメリット
についてよく理解してもらえると思います。
それでは始めていきましょう!
関関同立・MARCHの受験者数は減少している
さて、前回の大学入試では
・私立入試厳格化の影響
・センター試験 最後の年
ということもあって、受験生の安定志向が顕著に現れました。
次のデータをご覧ください。
こちらはMARCH・関関同立の大学それぞれの2020年度入試における志願者数・昨年比の%になります(週刊朝日2020年3月6日号より)。赤太字は減少、黒太字は増加を表しています。
大学 | 志願者数 | 昨年比 | 大学 | 志願者数 | 昨年比 |
明治大学 | 102,607 | 92% | 関西大学 | 79,903 | 92% |
青山学院大学 | 57,822 | 96% | 関西学院大学 | 32,301 | 86% |
立教大学 | 61,308 | 89% | 同志社大学 | 49,919 | 93% |
中央大学 | 85,228 | 93% | 立命館大学 | 94,776 | 108% |
法政大学 | 103,628 | 90% |
データをみてお分かりの通り、
MARCH・関関同立のほとんど全てにおいて志願者数の減少
が見られました。
「なぜ減ったのか」を考えることは、今後の入試動向を掴むうえで非常に大事なことです。
実はこうなることは去年の入試の前には分かっていたことです。
なぜなら、定員が厳格化していること、センター試験終了によって受験生がかなり不安を感じていること。
それによって安全志向が強くなり、難関校への出願を減らすだろう。
なんていうことは予測できたからです。
・入試の状況を考える
・受験生の気持ちになって考える
ことによって、ある程度の今後の予測は立てることができます。
2021年度入試も”志願者数が減るのか”
さて、ここがあなたにとって”一番肝心”なところですよね。
さきほど述た通り、入試の状況と受験生の気持ちに立つことで今後の予測は立てれます。
結論から申し上げると、
2021年度も受験生の安全志向は続き、受験者数は増えない(減る可能性が大きい)
と考えています。
根拠は以下の通りです。
➀【大前提】そもそも少子高齢化により受験生の数自体が減少傾向にある
②”大学入試共通テスト”がはじめて行われる
③コロナにより地方(他の都道府県)からの受験者が減る
④コロナ休みにおける受験生の勉強の遅れ
ご両親も、受験生も、今年の入試にはすごくビビっています。
受験生の安全志向は変わらないと思います。
また、③と④に関しては、2021年度入試に限っては非常に重要なポイントです。
コロナ流行による”都会への敬遠”
この地方による「都会への敬遠」というのは十分にあり得る話だと思います。
地方から都会の大学への受験が減ると、志願者数に大きな影響があります。
大学受験において、
「地元占有率(じもとせんゆうりつ)」
という言葉があります。
これは、その大学の在籍者における地元出身者の割合を表す数値です。
言い換えれば、「○○大学の学生の中で、何%が地元の人なの?」というパーセントになります。
それでは、ひとつの例に関関同立の地元占有率を見てみましょう(2019年)
関西大学 | 近畿地方 | 81% | それ以外 | 19% |
関西学院大学 | 近畿地方 | 77% | それ以外 | 23% |
同志社大学 | 近畿地方 | 66% | それ以外 | 34% |
立命館大学 | 近畿地方 | 57% | それ以外 | 43% |
こちらが各大学の地元占有率になります。
それ以外の地域から来た学生の割合は「それ以外」としました。
4つの大学のいずれも地元以外の学生が約20%以上います。
コロナによって都会が敬遠された場合、入試難度に与える影響は少なくないはずです。
特に、同志社大学と立命館大学は地元占有率が低く、遠くの自治体から多くの受験生が受験している傾向があります。
敬遠のされ方次第によっては、立命館大学と同志社大学がより大きな穴場になってくることでしょう。
受験戦略で救えるのは「20人に1人」
ここまでの話はいかがでしたでしょうか。
少しでも参考になっていただけましたら嬉しいです。
さて、ここまでは受験戦略の話でした。
受験戦略は「勉強して実力をつける」ということとは関係ありません。
受験戦略はもちろん大事なのですが、
これで救われる人は塾に20人生徒がいたら、そのうちの1人くらいです。
受験戦略により、たしかに合格の可能性は上がります。
しかし、ふだんのあなたの絶え間ぬ受験努力が一番大切ですよね。
「充分な受験勉強」に「受験戦略」がプラスされて、大きな力を発揮します。
さあ、このブログを読んだらスマホ(PC)の電源を落として。
そして、受験勉強、頑張って!!
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