コラム

塾を2つ掛け持ちで行くべきか?

2017年12月01日(金)

 四六時中、時間に追われ、毎日多忙な生活を送っている受験生の皆さんにとって、一つの塾や予備校に通うだけでもかなりの労力体力、それと高額なお金を使うことになるのに、それら二つを掛け持ちして通う意味があるのでしょうか。また、受験勉強には大量の参考書をこなすことが求められているのでしょうか?

ここでは、武田塾チャンネルにある生徒さんから寄せられた疑問をもとに、一つの予備校や塾をどのように最大利用して効率的に勉強する方法や、受験生の皆さんが勉強する為に使用する教材や参考書をうまく活用する方法を紹介していきます。まず初めに塾・予備校の基本的な役割について考えていきましょう。

メインは独学、塾・予備校はサポート

そもそも、通常の学校の授業に加えて、なぜ多くの生徒さん、特に受験生の皆さんは塾や予備校に通うのでしょうか。学校で習う内容だけでは足りないと感じているのでしょうか?それとも漠然とした考えで志望校に合格するためには塾や予備校に通うことが必要とされていると考えているのでしょうか?
「塾・予備校とは独学の『代わり』か『サポート』」詳細動画①はこちら
武田塾教務主任の中森先生は、塾・予備校はあくまで個人の学習(独学)の「代わり」かそれを「サポート」する役割であると考えています。どんな塾や予備校でも入塾を考える前に、そこに通うことによって、自分の独学に足りないものは何か、どんなサポートが必要かをまず戦略を立てましょう。

例えば…
→一人で英文法を理解するのが苦手だから、英文法の講義を塾や予備校で取ろう。
→日本史などの語句の暗記は自分で出来るから日本史の講義は取らない。

 このように塾や予備校の講義では、自分ではどうしようもならない課題、苦手な分野、科目など補うために利用して、暗記モノや得意な科目は独学でやるなどして、自分自身で役割分担をしっかりと決めることが、一か所の塾・予備校を最大利用する一つのカギなのです。

ここで注意しなくてはならないことは、塾・予備校と独学で学習する内容が被ってはいけないことです。中森先生いわく、両方で同じ内容を学んだ方が手厚く学習できて良いのではないか、という誤解をしている生徒さんも少なくないとのことですが、結局どっちつかずに陥りやすい傾向にあるので、たとえば「得意・不得意な科目」で講義を利用するか、それとも独学で勉強するかを判断しましょう。

受験は大量の参考書との闘い?賢く参考書をこなそう

「『何を独学で何を塾・予備校でやるか』決めておく必要がある!!」詳細動画①はこちら
武田塾チャンネルにある生徒さんからこんな質問が届きました。「浪人で予備校に行きながら独学でも追加で参考書を使用するのはムリですか?」。予備校に通っている生徒さんは誰でも、授業で使うための教材や参考書を購入し、それをこなしていかなければなりません。それに加えて独学用の参考書を購入し、それを完璧に一冊こなさなければいけない....

いわば受験生の皆さんは毎日参考書と戦っていると言っても過言ではないでしょう。しかし予備校だけの学習に偏ってしまうと演習不足になってしまい、実践に強くなれない。独学の参考書と予備校の教材を上手く利用するためには、まず予備校の教材をを完璧にしてから「足りないな」と感じたら独学用の参考書や問題集を追加する事が最善の策であると中森先生は考えています。が…

最初から武田塾指定の参考書だけでやれば話は簡単ではないか?

結論!!

「まずは参考書での独学が前提!より良いものが予備校にあれば入れ替え!」詳細動画②はこちら
100パーセント独学が基本です!

塾・予備校は独学をサポートする役割なので、掛け持ちして通う必要は全くなし!独学で使う参考書と塾や予備校で使う参考書、教材を上手くこなしていく為に、まず、自分自身の力で解決できる問題(科目や分野)と塾・予備校の力を借りなければ解決できないことの自己分析をして、大量の参考書に手を出す前に「役割分担」をしっかり理解しましょう。

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