各大学の新型コロナウイルス感染症への対応をまとめました!

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で生活様式や価値観までもが変化してきている昨今。

収束の兆しがみえない今は、それぞれができる対処をするしかありませんよね。

それは大学入試にも同じことが言えます。

大学の講義はオンラインになり、受験形態などにも大きな変化があり、困っている受験生も少なくないのではないでしょうか?

しかし、これを逆手にとって大学選びの基準にすることも可能です。

各大学のコロナウイルスへの対応をまとめてみましたので参考にしてみてください!

コロナ禍の大学受験

大学入試

まずはじめに、コロナによって大学受験にどのような影響があるのか?今までの受験生とどのような点が異なるのか?全体の傾向を解説します。

キャンパスへの立入禁止

キャンパスが解放されていないことによってオープンキャンパスが行われません。

実際の校舎や学生の雰囲気などをみることができないので、コロナでの在学生の対応やインターネットでわかる情報などを見て、補う必要があります。

オープンキャンパスができない代わりに違うことで対応している大学もあったので、後で大学ごとの対応をまとめていきます。

受験内容と日程の変更

本来ならば、すでに2020年上半期から受験を行う大学も一定数ありましたが、これらはすべて後ろ倒し、もしくは中止になっていることが多いです。

新型コロナウイルスの影響で高校での授業を十分に受けられない状況の受験生が多いことから、出題内容の縮小をすでに発表している大学も見受けられます。

もちろん、地域によっては変更なく従来と同じように行われている大学もありますので、そのあたりはご自身の志望校の対応を見逃さないようにしなければいけませんね。

コロナ禍の在学生への対応

大学生

受験生はイメージがつきづらいかもしれませんが、どの大学に入学するにせよ、いずれは在学生になります。

各大学の在学生への対応は、将来の自分への対応と同じです。

どれほど在学生を大切にしているのか?緊急事態でどれほど寄り添ってくれるのか?受験生は見逃しがちかもしれませんが、こちらは案外重要なポイントです。

授業のオンライン化

一番大きな変化としては、授業のオンライン化です。

都心の大学はいまだに過半数が全てオンライン授業、キャンパスへの立ち入りも禁止のところが多いです。

オンライン授業への対応はスムーズだったか?なども、大学の真価が問われますね。

地方だと、対面授業とオンラインを組み合わせている大学も多いです。

コロナを全く考慮せず従来の日程のまま進んでいる大学も少ないですが存在します。

ご自身の志望校はどのような対応をしているか?把握しておくといいかもしれませんね。

受験内容大幅変更を発表した横浜国立大学

ニュースなどでも取り上げられているのですが、横浜国立大学が2021年度入試について、一部を除き二次試験を行わないという発表をしました。

ほとんどの学部で二次試験を行わず大学入学共通テストのみで合格者を決定し、唯一二次試験を行う教育学部でも実技試験の内容を変更するとのことです。

横浜国立大学は県外からの受験者も多く、感染状況によって直前に試験が実施できなくなる可能性もあることから、全国の受験生が安心して受験に集中できるようにと早い時期での判断に至ったとしています。

2020年7月31日時点での決定であり、受験内容の大幅な変更発表としては最速だといえるのではないでしょうか。

新型コロナウイルス収束の見通しが立たない現状に振り回されている受験生にとって、この時期での中止発表はかなり助かるものです。

苦渋の決断だったそうですが、各大学が対応に追われている中で今回の発表は横浜国立大学の受験生に対する配慮がみえますよね。

国公立大学のコロナ対応(受験生・在学生別)

東京大学

それでは各大学の対応を国公立大学から見ていきましょう。

試験日程など受験生への対応と講義内容など在学生への対応別にまとめました。

東京大学の対応

【受験生への対応】
新型コロナウイルス感染者に追試験実施

出題内容:日程内容ともに現時点での大きな変更発表はなし
問題のリード文を一部の知識がなくても回答できるように工夫
具体的な日程は、8月中に発表


【在学生への対応】
オンライン授業4月3日開始
困窮学生に対し給付型奨学金や授業料免除

京都大学の対応

【受験生への対応】
オープンキャンパスをオンラインで開催

試験内容:大学入学共通テストの出題範囲変更なし
個別学力検査については、発展的な学習内容として掲載される問題は、設問に必要な説明を加えるなどして出題


【在学生への対応】
家計急変学生は授業料免除等の追加申請可能
可能な授業は原則としてオンライン授業(内容は学部によって対応)
Wi-Fiルーター無料貸し出し

筑波大学の対応

【受験生への対応】
春の進学説明会中止、代替処置として期間限定で特設HP作成(現在は終了)
調査書を用いた主体性評価を見送り

試験内容:日程ともに現時点での大きな変更はなし
やむを得ず変更する場合の最新情報は、大学ホームページで周知


【在学生への対応】
春学期はオンライン授業のみ
入学時期の延期、在学期間の延長などに対応
新型コロナウイルスによりやむを得ず退学する場合は授業料返還

大阪大学の対応

【受験生への対応】
8月ごろにオープンキャンパスに代わるイベントを実施(詳細は後日お知らせ)

試験内容:新型コロナウイルスによって受験できなかった場合、追試験を実施
大学入学共通テストは変更なし
個別学力検査は、「発展的な学習内容」と記載されているものは出題しない、あるいは出題する場合においては補足事項を追加するなど配慮
日程は現段階で発表されているもの(変更の可能性あり)


【在学生への対応】
基本的にはメディア授業
対面式の講義は申請して許可されたもののみ実施可能
家計急変の学生への授業料減免対応
困窮した学生をTA(ティーチングアシスタント)として臨時雇用

私立大学のコロナ対応

早稲田大学

次に私立大学の対応をみていきます。

国公立大学よりも、私立大学の方が独自の経営ですので、大学によって対応は多種多様な傾向がありました。

早稲田大学の対応

【受験生への対応】
2020年度のオープンキャンパスは中止、その代替として早稲田大学をイメージできる映像コンテンツをテーマ別に準備
詳細は、8月下旬までに大学体験ウェブサイトで案内
オンライン説明会を開催

試験内容:出題範囲の変更なし
全学部試験日の変更なし
新型コロナウイルス感染者には、大学入学共通テストの成績で合否判定をする「特別措置」


【在学生への対応】
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急支援金総額5億円を経済的に困窮している学生のみに給付
オンライン授業
PC・Wi-Fi機器等貸出

慶應義塾大学の対応

【受験生への対応】
受験生イベントは中止
一部の学部はオンラインでのオープンキャンパス

試験内容:一般選抜は既に公表されているものから変更なし


【在学生への対応】
秋学期からもオンライン授業を継続、一部の授業は対面に戻す予定
通信環境の整備が困難な学生に1万5000円支給
就学支援奨学金枠を増設

上智大学の対応

【受験生への対応】
オープンキャンパス中止
2019年度の学部説明会と体験授業を公開

出題内容:大学入学共通テストに変更はなし
「発展的な内容」と記載のあるものは、必要に応じて補足事項等を記載
大学入学共通テストの追試日程変更に伴い、一部日程を変更


【在学生への対応】
秋学期もオンライン授業を継続
対面で行う必要性の高いものに限定して、感染対策を十分にとった上でキャンパスの授業を行う
Wi-Fiルーターやノートパソコンの無償貸出
ネットプリントサービス提供
家計急変学生は給付型奨学金で支援

東京理科大学の対応

【受験生への対応】
オンライン説明会
各キャンパスで進学相談会実施(新型コロナウイルス感染拡大防止のため受付時間短縮)

出題内容:現時点での大きな変更はなし
「発展的な学習内容」と記載のある内容は補足事項等記載の措置


【在学生への対応】
オンライン授業(実験、卒業研究、大学院での研究活動に限り大学への入講を認める)
IT機器貸出
家計急変の基準を満たす学生に一人当たり10万円(総額5億円程度)

日本大学の対応

【受験生への対応】
11月に日本大学入試相談会実施予定
オープンキャンパスは中止、延期もしくはweb説明会に変更(各学部で対応は異なる)

試験内容:日程変更、追試験の実施など学部ごとでの対応
「発展的な学習内容」は出題しない、もしくは補足事項の追加


【在学生への対応】
オンライン授業
学習環境補助費を全学生に一律3万円支給
用意できない学生はパソコンやタブレットを無償貸与
新型コロナウイルスによる経済的困窮者には1人当たり10万円の支給

各大学の新型コロナウイルスへの対応まとめ

在学生への対応は大学によって大きく異なりますが、受験内容については大きな変化はないように感じました。

今回は各大学の目立った対応のみ記載しましたが、授業料納付期限の延期、証明書類の無償提供、在学生の心のケアなど、各大学で細かな対応をしていました。

大学によって情報の見やすさ対応の早さも全く異なるので、ご自身の志望校のホームページを一度覗いてみることをオススメします。

注意点として、今後変更していく可能性があると記載している大学が多かったです。

今回のまとめは2020年8月現在のものです。

今後は、横浜国立大学のように新たな発表をする大学が増えると予想できるので、志望校の最新情報は定期的にチェックするようにしましょう。

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