コラム

学歴フィルターは実際に存在するのか?武田塾的見解を説明します

2019年12月23日(月)

就職において、一定以上のレベルの大学の学生を優遇する「学歴フィルター」の存在は多くの人が聞いたことがあるかと思います。

実際に大手企業ではGMARCH以上の偏差値の大学の出身者が大半を占めているなんて話は少なくなく、学歴と就活の有利不利が大きく関係していることは確かでしょう。

今回はこの学歴フィルターについて、武田塾的見解を解説していきます。

学歴フィルターは実際に存在する?

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就活において、一定以上のレベルの大学の学生のみを採用したり、他の学生よりも優遇したりする「学歴フィルター」が存在するという話はよく耳にすると思います。

ただ、企業側が表立って「学歴フィルターをかけています」とは言うはずもなく、様々なものを総合的に見て判断するとしている企業が多いでしょう。

学歴フィルターは実際に存在するのでしょうか?

大手企業を中心に、確実に存在する

企業によっても違いますが、学歴フィルターは確実に存在します。

大手企業や有名企業が、一般的に高学歴と言われることの多いGMARCH以上の学生を中心に採用しているということはよく言われますが、これはほぼ本当の話と思って良いでしょう。

もちろんそうではない企業もたくさんあるかと思いますが、やはり出身大学によって第一印象が異なってくるのは確かです。

学歴フィルターには賛否両論ありますが、学歴フィルターを実施する企業が少なくない現状では、就職を有利に進めたいならなるべく偏差値の高い大学への入学を目指すことをおすすめします。

学閥の存在よる有利不利も大きい

またある程度大きな企業になると、企業内に同じ大学の出身者が集まり「学閥」が出来上がっていることもあります。

大企業・有名企業では採用される学生も難関大学の学生が多く、学閥も難関大学のものが多いです。

就職の際には、この学閥によって同じ大学の学生が優先して採用されることが多いので、出身大学によって特定の企業の就職で大きく差がついてしまうということはよくあります。

特に大学によっては医療系など特定の分野に対して強い影響力を持っていることも多く、そういった意味でも学歴による有利不利の存在は大きいと言えるでしょう。

実際の学歴フィルターはイメージとちょっと違う?

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ただし、実際に行われている学歴フィルターの方法は皆さんの想像とはちょっと違うかもしれません。

学歴フィルターにも色々な方法があるようですが、今回はその中の一例をご紹介します。

枠が決まっている方法が多い

学歴フィルターと聞くと、例えば東大生から優先的に採用して、なるべく高学歴の人だけを採用する方法に思えるかもしれませんが必ずしもそうではありません。

学歴フィルターの方法として多いのは、大学やランクによって採用する人数が決まっている、枠があるタイプです。

つまり、東大からは30人、早慶からは20人、MARCHからは20人...のように、それぞれのランクである程度の採用人数が固定されている方式です。

それでも高学歴の方がたくさん採用されていることには変わらないのですが、学歴によって採用されてしまう可能性がゼロになるということはありません。

入学後の活動や努力次第ではある程度挽回が可能ということになります。

企業も多様性を求めている

難関大学の方が優秀な学生が集まる傾向があるとは言われているものの、学歴だけが全てではないということも企業側は理解していることでしょう。

そういったこともあり、大学のランクに応じて枠を作ることで、意図的に高学歴の学生だけを採用しないようにする会社も増えています。

また、同じような大学の出身者だけ集めてしまうと考え方や能力が同じ人間だけが集まってしまいます。

多様性が重視される現在、まだまだ学歴による有利・不利は大きいものの、段々と学歴以外の部分を重視する採用方式も広がってきていると考えても良いでしょう。

就職後に学歴フィルターが作用することも

ただし、学歴フィルターの存在が影響するのは就職の時のみとは限りません。

採用自体は学歴に関係なく色々な人を取るものの、その後の出世スピードが学歴によって異なってくるのはよくある話です。

特に、先ほどご紹介した「学閥」のある企業では、学閥によって同じ大学出身の人が優先的に出世されられることがよくあります。

他には総合職には高学歴しか就けないなど、会社に入った後の優遇にも差が出る可能性があるということをよく理解しておくべきでしょう。

結局、就活を有利に進めるためには?

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結論として、学歴によって絶対に採用されなくなるということはありませんが、就職を有利に進めたいならなるべく難関大学に進学しておくべきと言えるでしょう。

学歴フィルターは人によって賛否両論ありますが、少なくとも大学入学までの努力を認めてもらえるという考え方もできます。

高偏差値の大学に入学して不利になるということはほぼ無いと思って良いので、就職の選択肢を増やせるという意味でも、なるべくレベルの高い大学を狙うことをおすすめします。

インターン参加やOB・OG訪問で挽回のチャンスも

また、学歴が自信が無くても大学入学後の努力次第では大企業・有名企業への就職も夢ではありません。

例えば、インターンシップに参加するなどすれば、書類や面接だけではわからない部分まで見てもらうことができ、その会社にどうしても入りたいという気持ちのアピールにも繋がるので、採用される可能性が高くなるでしょう。

他にはその会社で働いている先輩を尋ねるOB・OG訪問なども自分のやる気を積極的にアピールするチャンスです。

学歴フィルターまとめ

企業によって程度や方法は違いますが、学歴フィルターは確実に存在します。

ただし学歴が無いからと言って採用される確率がゼロになるというわけではありませんが、採用される可能性はやはり高学歴の方が高くなります。

そのため、まずは大学受験のうちからなるべく偏差値の高い大学を目指しておくことが大切です。

しかし大学入学後も挽回のチャンスが全くないという訳ではなく、インターンの参加など努力次第では就活を有利に進められるかもしれません。

大学入試でした努力は就活時にも活きてきますので、ぜひ今のうちから頑張ってみてはいかがでしょうか。

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