浪人生にとって、夏はモチベーションを保つことが最も大切です。春に頑張ったことでつい油断してしまい、夏以降成績が下がってしまったというケースは少なくありません。
今回は、そうならないための夏の勉強法や、モチベーションを上げる方法をご紹介していきます。正しい勉強法を知って、夏を乗り切っていきましょう。
浪人生は夏以降失速する?
春はやる気に満ち溢れている浪人生でも、夏以降は失速して段々と成績が落ちてしまうことが多いと言われています。その理由は一体何なのでしょうか?
浪人生は夏でなくとも勉強時間自体はたくさんあります。そのため、勉強できる時間で言えば現役生よりも断然有利と言えるでしょう。
しかし、モチベーション管理という点で言えば浪人生は非常に不利になってしまいます。
浪人生はどうしても一人で黙々と勉強することが多いため、モチベーションアップに繋がる刺激が少なく、春から勉強を頑張っているとちょうど夏ごろにはモチベーションが下がってしまう人が多いのです。
また、春から勉強を頑張り成績も順調に上がった結果、夏で油断してしまい、それ以降成績が上がらなくなってしまうことも多々あります。
夏以降は現役生もしっかりと力をつけてくるため、夏に勉強をサボってしまうとその後のリカバリーが困難になってしまいます。
夏は誘惑の多い季節
春に頑張った分の”貯金”があるというだけでなく、夏は色々な誘惑が多い季節であるということも気をつけなければなりません。
特に周りの大学生は夏休み中ずっと遊んでいる人も多いので、つい自分も遊びたくなってしまうことでしょう。
また、他の友達から遊びに誘われることも珍しくありません。たまには息抜きも必要ですが、遊びすぎは禁物です。
ただでさえ暑い季節のため、それだけでもやる気を奪われてしまいます。そんな夏の間どうやってやる気を保ち続けるかが、浪人生にとって最も重要なことだと言えるでしょう。
夏はモチベーション管理に集中しよう!
ということで、浪人生の夏はモチベーション管理に集中しましょう。実力とやる気は比例します。秋以降も実力をキープするためには、モチベーション管理が何よりも大切なのです。
夏で失速してしまうと、夏以降勉強に本腰を入れ始める現役生に追いつかれてしまいます。
春を過ぎてもコンスタントに勉強できるよう、まずはやる気を維持することから始めていきましょう。
モチベーションを管理で大切なことは?
浪人生のモチベーションを保つために最も大切なことは、メリハリをつけて息抜きをすることです。
夏に失敗するパターンとしては、少し休憩するはずがつい休憩しすぎてしまい、結果的に全然勉強できなかったというケースが非常に多いです。
もちろん勉強は大切ですが、それだけではやる気が持たなくなってしまいます。かと言って休み過ぎてしまうと勉強に手がつかなくなってしまいます。
夏に勉強する際にはいつ、どのくらい休むのかをしっかりと決めておいて、勉強と遊びをしっかりと切り替えられるようすることが大切です。
例えば、昼間は勉強を頑張るけれど夜は自由時間にする、という様に自分へのご褒美を作っておくようにしましょう。
モチベーションを保つための方法は?
モチベーションを保つにはメリハリをつけて休憩を取ることが大切ですが、その他にも有効な方法はいくつかあります。
今回は、その中でも特におすすめの方法をいくつかご紹介します。
生活リズムを崩さない
勉強と遊びのメリハリをつけるという意味でも、生活リズムを崩さないようにすることはモチベーションの維持に繋がります。
一旦生活リズムを崩してしまうと今まで保たれていた勉強のリズムが崩れてしまうため、そこから一気にやる気が無くなってしまいます。
また、受験本番は風邪やインフルエンザが流行する季節でもあるため、そうした病気にならないよう、今から健康的な生活を心がけておくのは良いことです。
やる気を保つには健康的であることも重要なので、ぜひ生活リズムは崩さないようにしてみてください。
友達や他の受験生と話す
浪人生は現役生の時と違い、一人で黙々と勉強することも多く孤立してしまいがちです。
一人でいると不安や悩みを溜め込んでしまい、モチベーションは下がる一方です。
不安や悩みを一人で抱え込まないためにも、たまには友達や他の受験生と話をするとモチベーションアップに繋がるかもしれません。
悩みを誰かに聞いてもらうだけでも気分はリフレッシュしますので、気分転換したい時にはおすすめの方法です。
場所を変えて勉強する
場所を変えて勉強すると、気分転換になって勉強を続けやすくなります。
勉強する場所自体はどこでも良いですが、自宅はやめておいた方が無難です。
自宅だけで勉強するとどうしても引きこもりがちになってしまいます。それだけでなく、家の中はゲームやテレビなど何かと誘惑が多い場所でもあります。
ぜひ家から出て、図書館や予備校の自習室など色々な場所で勉強することをおすすめします。
夏の間の受験生の勉強方法は?
受験生の場合は現役生と違い今までの経験があるため、春しっかりと勉強していれば夏ごろにはそこそこ良い成績が取れるようになっているのではないでしょうか。
そこで、秋以降も安定して点数が取れるようにするため、夏は基礎固めと苦手潰しを徹底することをおすすめします。
夏の間に全体的に基本を抑えて苦手を潰しておけば、秋以降は過去問を使ってそれぞれの大学の対策に集中することができます。
現役生も本腰を入れ始める夏の間に基礎を固めてしまい、一歩リードした状態で秋を迎えられるようにしましょう。
浪人生の夏の勉強法|まとめ
浪人生の夏の勉強で最も大切なことはモチベーションの管理です。
浪人生は春から勉強を頑張っている分、夏の時点で疲れてしまいモチベが上がらなくなってしまう人がとても多いです。
しかし夏以降は現役生も本腰を入れて勉強に励んできます。ここで油断せずコンスタントに勉強できるよう、勉強と遊びにメリハリをつけてモチベを回復させながら勉強することが大切です。
他にもモチベを上げる方法は色々あります。ぜひ自分に合ったモチベアップ法を見つけて、夏の勉強を乗り切っていきましょう。