大学受験の補欠合格、追加合格の仕組みや可能性を解説します。

もし大学受験で合格者に選ばれなくても、まだ諦めてはいけません。大学によっては補欠合格、追加合格が出されることもあるので、まだまだ合格のチャンスは残っています。

今回は、そんな大学受験の補欠合格、追加合格・繰り上げ合格の仕組みや可能性について解説していきます。

大学によっては補欠合格者が意外と多いこともあるので、志望校の補欠合格の仕組みを一度確認してみてはいかがでしょうか。

そもそも補欠合格・追加合格とは?

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まずは、補欠合格や追加合格とはいったいどのようなものなのかおさらいしておきましょう。

補欠合格」とは、正規の合格者が入学を辞退してしまった場合にその枠を埋めるために追加で合格を出すための候補者のことを言います。

つまり、補欠合格になった時点では正規の合格として認められていませんが、今後正規の合格が出される可能性があるということです。

そして、その補欠合格者の中から正規の合格者として合格を出されることを「追加合格」や「繰り上げ合格」と言ったりします。

ただし全ての大学でこのようなシステムになっているわけではなく、大学によって追加合格の仕組みは少し違うこともあります。

私立大学の補欠合格・追加合格の仕組み

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私立大学では、基本的に正規合格者の発表と同時に補欠合格者も発表されることになります。

そのため合格の可能性は残っていますが、合格となるかどうかは辞退する人数によるので確実に合格できるというわけではありません。

ただし、私立大学を合格後に他の私立大学や国公立の大学に流れてしまう人が一定数いるため、大学によってはそれなりの人数が追加合格となることも珍しくないようです。

また、私立大学によっては補欠合格者の順位を公開する場合としない場合があります。

順位を公開する場合は順位の高い人から優先的に追加合格となるため、自分が追加合格できる可能性がどれくらい高いかなんとなく予想することができます。

順位を知ったところで追加合格になれるかどうかは変わりませんが、もし気になるという方は事前に受ける大学が順位を公表しているか調べてみてはいかがでしょうか。

私立大学の追加合格の可能性はどれくらい?

国公立に比べると、私立大学で追加合格となれる可能性は比較的高いと言えます。

特に早慶では2019年の追加合格者が500~600人ほどもおり、これらの大学の規模を踏まえてもかなりの人数が追加合格となっていることがわかります。

また、滑り止めとされることの多いレベルの大学では第一志望を別に考えている合格者も多いため、比較的追加合格が多い傾向にあります。

補欠合格を出されても合格できるかどうかはわかりませんが、ある程度の可能性はあると考えて良さそうです。

国公立大学の補欠合格・追加合格の仕組み

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国公立大学では基本的に追加合格の可能性のある人を公表しません。そのため、事前に追加合格の可能性があるかどうかわからない場合がほとんどです。

そして、欠員ができ次第成績の良かった順で追加合格の連絡がされます。国公立の場合はこの追加合格者のことを補欠合格者と言ったりもします。

追加合格の可能性があるかどうかわからない分、連絡が来さえすれば確実に合格となるのが国公立の追加合格のシステムです。

しかし、国公立の追加合格では連絡が来る時期に注意しておかなければなりません。と言うのも、追加合格者は後期試験が終わった後に連絡が来るため、3月の下旬に連絡が来ることになります。

そうすると、もう他の大学への入学手続きを進めてしまっていたり、他の大学へ通うために一人暮らしの準備をしてしまっているという場合も少なくありません。

特に入学金を払ってしまっていると戻ってこない場合がほとんどなので、追加合格が出た大学へ入学先を変える場合にはかなりのお金が無駄になってしまいます。

こればかりは対策のしようがないですが、そのようなこともあるということを頭に入れておくと良いでしょう。

国公立大学の追加合格の可能性は?

国公立大学の追加合格者数はそこまで多く無く、多くても10人に満たないことがほとんどです。国公立は複数同時に受験できませんから、辞退者が少ないのも当たり前と言えば当たり前です。

そのため、私立大学に比べるとそこまで大きな期待を寄せられるとは言えません。

しかし、他の大学への手続きを進めてしまっている3月下旬頃に発表されるため、追加合格になった場合でも対応できるよう一応頭の片隅に留めておくと良いでしょう。

追加合格になる人が増えている?

特にこれからは追加合格にも注意しておくべきかもしれません。近年では、私立大学の補欠合格者の数が増加傾向にあるのです。

その原因は国によって行われている私立大学の定員厳格化です。

首都圏の私立大学へ大学生が集中してしまうのを防ぐために、数年前から国によって定員が厳格化され、私立大学が出せる合格者数が大幅に減ってしまいました。

しかし定員ぴったりに合格者を出すと、結局ある程度の人数は他の私立大学や国公立に流れてしまうため必然的に定員まで余裕ができます。

そのため、追加合格となる人が近年では増えているのです。

私立大学の入試は難化しているものの追加合格のチャンスは少なからずありますので、ぜひ補欠合格・追加合格にも注目してみてはいかがでしょうか。

まとめ

大学受験において、「補欠合格」とは合格を辞退する人が出た場合に代わりに合格となれる可能性のあることを指し、「追加合格」「繰り上げ合格」とは補欠合格の人が実際に合格することを指します。

私立大学においては事前に補欠合格者が発表され、追加合格できる可能性もある程度あります。しかし国公立では補欠合格は発表されず、追加合格となれる人もごく少数です。

また、近年では主に私立大学において追加合格者の数が増加の傾向にあります。定員厳格化により私立大学の入試が難化していることも確かですが、追加合格のチャンスも多少広がっています。

追加合格できる保証はありませんが、受験する大学の補欠合格・追加合格の仕組みを知っておいて損はありません。私立大学を受験する方はぜひ補欠合格や追加合格にも注意してみてはいかがでしょうか。

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