コラム

効率的な受験直前期の勉強法を徹底解説!苦手・得意分野の時間配分も

2018年08月30日(木)

受験直前期では、残されたごく僅かな時間でいかに効率的な勉強ができるかが受験合格へのカギです。この時期は受験本番を目前に控えた焦りから、何の勉強をすればよいのか見失いがちです。そこで今回は、受験直前期に自分が何をすればいいのか見極め、効率的に勉強ができる「工夫」の仕方をご紹介していきます。

直前期の短時間で点数を稼ぐには?

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受験直前期は何といっても時間がありません。その中で更に点数を取るには、今までよりも効率的な勉強をすることが必要不可欠です。

短期向けの勉強を心がけよう

直前期の勉強では短期間で身につくものを選んで勉強をするようにしましょう。

勉強には短期向けの勉強長期向けの勉強の2種類が存在します。短期向けの勉強は社会の暗記のように少しでもやれば点数が稼げるものを言います。それに対して長期向けの勉強とは、英語の長文読解のように、すぐに点が取れるようにはならないけれど、長期的にやっていれば一気に点が取れるようになるものを言います。

直前期は特に時間がありません。勉強にかかる負担が小さく、短期間での結果が期待できる短期向けの勉強をするようにしましょう。もし長期向けの勉強をする場合でも、受験に間に合うかどうかを考えて行うようにしましょう。

この時期にやってしまう失敗として多いのが、不安から先が見えなくなり分厚い参考書を始めてしまうことです。この時期から始めても参考書はなかなか終わりません。どの勉強なら受験までに終わるのかを考えて始めるようにしましょう。

一番効率が良いのは復習

短期向けの勉強の中でも特に効率が良いのが復習です。新しいことを学習するよりも、今まで一度勉強したことを復習するほうが手っ取り早く点数を稼ぐことができます。

復習するべき内容は一度やったけれど点数にできていない部分や点数を取りこぼしている部分です。今までやった部分でできていないところに注目し、「なぜできていないのか」を考えて勉強しましょう。

具体的な短期向け勉強の方法は?

一番手っ取り早く点数を得られる短期向け勉強は復習ですが、それ以外にも短期で終わる勉強方法やコツがあります。ここでは、勉強が短時間で終わる工夫の仕方をご紹介します。

過去問で志望校に特化しよう

直前期にやる勉強といえば赤本(過去問)が代表的ですが、この過去問は短期向け勉強として非常に効果的です。過去問を見れば志望校の出題傾向などがよくわかります。その傾向に合わせて自分の勉強を調整して特化していくことで、更に合格に近づくことができます。

例えば、マーク形式の試験なら紛らわしい選択肢が出されると予想できるので、そのような紛らわしい、よく似ている部分を重点的に学習することで得点アップを狙えます。他には、数学で問題量が多ければ計算練習を増やし,ミスを少なくするなどの対策を行うことができます。

このような志望校の傾向に特化することは簡単かつ短期間で得点アップを狙えますが、いきなり今年から傾向が変わることもあるかもしれません。なので、この勉強方法は基礎がしっかりと仕上がっているときだけ行うようにしましょう。目安としては、志望校1ランク下までの基礎が完璧になっている程度です。基礎ができていれば傾向が変わっても最低限の得点は保証できます。傾向対策はあくまでも追加の勉強法として覚えておきましょう。

分野ごとに1つずつ勉強しよう

もし高得点を取りたい科目があったら、分野に絞って勉強をするようにしましょう。例えば問題演習をするときに、日本史なら近現代の問題だけをまとめて勉強するなど、範囲を絞って勉強すると良いです。分野ごとに完璧にすることで、たとえ本番までに全て終わらなかったとしても、やった部分だけは確実に点が取れます。しかし、全体を中途半端に終わらせてしまうと、どの分野もあやふやで点が取れません。得点を確実に狙うときは分野ごとの勉強をするようにしましょう。

この勉強方法は特に古文や漢文の勉強をするときにオススメです。分野ごとに勉強をすることのメリットは、同じ範囲の問題を繰り返し解くことでその範囲の出題の「パターン」がわかることです。古文・漢文は分野ごとに出題パターンが決まっているので、分野ごとに勉強すると問題を解くコツをつかみやすく一気に得点アップを狙えます。

ただし、この勉強方法もある程度基礎ができていることが前提です。まだ基礎ができていない部分があったらそこを優先して学習しましょう。

苦手・得意分野の時間配分

受験直前の時間が無い時には、「苦手教科」と「得意教科」どちらにどれだけ勉強時間を充てるか悩みがちです。得意教科を極めて高得点を目指すか、苦手教科を頑張って不安要素を無くすか、どちらが受験合格へと近づけるのでしょうか。

時間配分の仕方は人それぞれ

得意分野と苦手分野のどちらに多く時間を割くかは、その時点での状況によって人それぞれ違います。ここで、例としてAさんとBさんの学習状況挙げてみます。

Aさん:得意科目は9割取れる、苦手科目でも5割程度
Bさん:得意科目が7.5割、苦手科目は2割取れる

二人の志望校は同じで、志望校はだいたい7割取れれば合格できると仮定します。すると、Aさんは既に合格の可能性のあるラインまで取れているので、苦手・得意科目どちらに時間を充てても大丈夫そうです。しかしBさんは得意科目を頑張って10割取ったとしても平均7割に届きません。この場合は苦手科目になるべく多くの時間を割いて点数を稼ぐしかありません。

時間配分をするときに考慮すべきは「あと何点、どこで稼ぐか」です。それを考えた上で最適のプランを作る必要があります。時間配分を考えるときの基本的な流れは

1どこでどう点がどれるか過去問でためす
2復習すればどれくらい取れたかを考え復習する
3それでも足りないならどこでどう点を取るか考える
4一個一個の時間配分を決める

となります。このプランばかりは共通した正解がありません。もし自分一人で解決できず悩んでいたら武田塾に来て相談をしていただくのも一つの手です。

効率的な受験直前期の勉強法|まとめ

受験直前期は、残された時間の中で一番点が取れるプランを考えることが最も大切です。勉強は短期向けの勉強を意識して効率よく点が取れるようにしましょう。短期向けの勉強は今までの復習や過去問を使った勉強法、分野別勉強法などがあります。今自分には何が足りていないのかを見極め、自分に合った勉強をしましょう。

また、得意科目と苦手科目への時間配分の仕方は人それぞれです。あと「どこで、何点取るのか」を考えて、時間配分と勉強方法を決めましょう。もし一人で決められなかったり勉強方法について悩みがあれば、武田塾に来て相談していただければ解決するかもしれません。一人で悩まずに、受験合格への可能性を上げる方法を模索していきましょう。

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