コラム

受験生必見!志望校合格のための秋の過ごし方

2018年08月24日(金)

秋は受験本番に向けてしっかりとした対策ができる最後のタイミングです。そのため、志望校を変えるなど大きな変更ができる最後のタイミングでもあります。しかし受験が目前に迫ってきているため、不安や焦りを抱えてしまい思うように勉強が進まない事もあるかもしれません。そこで今回は、秋をどのように過ごせば志望校合格に近づけるか、秋の過ごし方を徹底解説していきます。

秋の間にやることはどうやって決める?

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秋は受験本番も近くなりだんだんと焦りがうまれてくる頃です。そのため、今自分が何をやるべきかを見失いがちになってしまいます。ここでは、秋の間にすることをどうやって決めればよいか、ご紹介していきます。

やるべきことをはっきりさせよう!

秋は受験に向けてしっかりと勉強できる最後の時期である反面、夏よりも時間が確保できないため勉強時間が限られてくる時期でもあります。そのため、やるべきことをはっきりさせてそれに全力で取り組みましょう!

秋の最終目標は過去問で受験本番に向けた仕上げをする事です。

過去問を解くには何が自分に不足しているかを明確にして学習に臨みましょう。

過去問を見てやるべきことを決める

いま”やるべきこと”をはっきりさせるには、過去問を見るのが効果的です。秋の最終目標が過去問を解くことですが、その前に過去問を見ることで今自分に何が足りないのか把握することができ、限られた時間の中でも必要な部分のみを学習することができます。時間がないと言っても個人個人で状況は違います。

過去問を見て自分の学習状況を把握し、自分に合ったプランを立てられるようにしましょう。

現役生/浪人生の秋の勉強

まだ多少時間のある浪人生と、夏休みが終わり時間が無い現役生では秋の勉強で心がけるべきことが違います。

それぞれ気を付けることや効率的な勉強方法など、現役生と浪人生に分けてご紹介します。

現役生は優先順位を考えよう

現役生の皆さんは何を優先してやればいいのかを考えて勉強に取り組むようにしましょう。秋は夏休みも終わり学校も始まるので勉強できる時間が減ってしまいます。そこで、何を削ることができて何を削ることができないかを考えましょう。

例えば国語の勉強が進んでいて英語が進んでいない時、国語の勉強時間は削って英語の学習に充てるなど工夫ができます。

それでも間に合わない時には過去問を上手く活用しましょう。過去問自体は受験勉強において絶対に削ることができませんが、過去問は演習問題などのアウトプットの練習になります。なので、どうしても間に合わない時には知識を覚えるインプット学習を中心に進めて、アウトプット学習を過去問で代用しましょう。

気を付けておいて欲しいのは「何をやらなくていいか」という考え方は良くないという事です。あくまでも重要なのは優先順位を考える事でやらなくていいものはありません。また、そのような考え方はやるべきことに対してもネガティブになってしまいがちです。

何からやるべきかを見極めて、残された時間で自分の出来ることを最大限やるようにしましょう。

浪人生の最大の敵は”不安”

秋は、浪人生の皆さんにとって現役生以上に不安になってしまう時期でもあります。浪人生になって半年が過ぎてしまった事や、現役生以上に今まで頑張ってきた事で疲れてしまい勉強に対するモチベーションの維持がだんだんと難しくなってしまいます。そのため、模試を受けても夏をピークに成績が下がってしまうなんて事も珍しくありません。

この時期浪人生の皆さんが模試を受けなくなってしまうのは、思うように成績が上がらないことや、本番が近付いて来たことへのプレッシャーで模試の結果を見るのが怖いからというのが原因にあります。しかし、ここでめげずに入試に目を向ける事が大切です。

浪人生の皆さんには一度受験本番を経験したという強みがあります。また、秋は現役生よりも多くの時間が残されています。

秋の間に過去問に取り組むという目標自体は現役生と変わりません。最大の敵は不安とモチベーション維持なので、過度に緊張せずにリラックスして学習に取り組みましょう。

試験対策と志望校変更のタイミング

センター試験と一般・二次試験の対策は秋のうちに必ずやっておかなければなりませんが、「まだまだ他にやりたい勉強があってなかなか手を付けられない...」なんて方もいると思います。では、遅くなったとしてもいつまでに対策を始めればよいのでしょうか。また、秋は志望校の変更が効く最後のタイミングでもありますが、いつまでに決定すればよいのでしょうか。

試験・模試対策は2ヶ月前から

試験、模試の対策は遅くても1か月、出来るなら2ヶ月前から始めるようにしましょう。1か月前から始めても間に合わないことはありません。しかし、センター試験は本番1か月前に予備校などでセンタープレテストが行われます。このプレテストの更に1か月前、つまり2か月前から対策を始めることによってプレテストで本番を想定して受けることができ、残りの一か月で最後の仕上げをすることができます。

一般・二次の試験に関しても2~3か月前、10~11月から対策を始めておくと余裕を持って本番を迎えることができます。これらの試験は分野別対策が重要です。ただ過去問を解いて対策をするなら1か月前から始めてもギリギリ間に合いますが、分野別の対策をする時間を考えると2~3か月前から始めることを目標にしておくと合格に更に近づけます。

志望校変更は”間に合わせること”が重要

志望校の変更は最悪年内ギリギリになってしまっても問題ありません。大切なのは志望校のレベルに間に合う事です。

今とあまりレベルの変わらないところへ志望校を変えるならギリギリになってしまっても間に合うかもしれません。しかし、私立/公立を変えるとなると科目数や難易度も大きく変わります。また、試験の形式がマークか記述かの違いでも対策の仕方に大きく違いが出ます。そうなるとギリギリに変更すると本番までに対策ができない可能性が高いです。

そのため、いつまでなら間に合うのかを”赤本”を使ってハッキリさせましょう。赤本、過去問を見れば志望校の問題傾向や、変更しようか迷っている二つの志望校の違いがわかり、志望校を変えた時にどのくらいの期間があれば自分が間に合うかが見えてきます。

時には変更しないという決断も必要です。迷った瞬間に赤本で情報収集をして、手遅れにならないようにしましょう。

まとめ

秋は自分のやるべきことをはっきりさせ、試験に向けて勉強する仕上げの時期です。時間が思うように確保できなくなる時期でもありますが、何からやればいいのか優先順位を見極めて取り組むようにしましょう。

受験生の皆さんは特に不安になりやすいかと思いますが、受験本番までモチベーションを落とさないよう頑張りましょう。また、試験対策は2ヶ月前に始めることを目標にすると余裕を持って試験に臨めます。

試験の対策も志望校の変更も間に合わせることが最重要です。手遅れにならないよう早め早めの対策を心がけ、志望校合格を目指して頑張りましょう。

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