コラム

頭の良さは遺伝!?勉強しているのに成績が伸びないときの対処法をご紹介

2018年07月26日(木)

毎日頑張って勉強しているのにも関わらずなかなか成績が伸びない時に、頭の良さを遺伝のせいにしていませんか?確かに学習能力に関してもとからの才能(遺伝)は少なからず関連がありますが、100%では決してありません。そこでこのページでは、勉強しても成績が伸びない根本的な原因や効率的に成績を上げる方法、また遺伝や環境、そして努力の3要素がどのように頭の良さに影響を与えるのか詳しく紹介していきます。是非参考にしてください。

頭が悪いから勉強ができないの!?

「頭が悪いから」はない詳細動画①はこちら

成績が伸びない原因①定着率が低い

武田塾に通っている生徒さんの間でも多いケースですが、成績がなかなか伸びない主な原因の一つは、今までの勉強の定着率(完成度)が低いというのが挙げられます。しっかり勉強しているつもりでも、例えば今使っている単語帳の中から抜き打ちテストをやってみると正答率が3割~半分程度という生徒さんがほとんどです。これは全科目に共通することで、成績が伸びないのは参考書一冊の完成度が完璧でないということが原因として挙げられます。

成績が伸びない原因②「やった基準」のズレ

成績の伸び悩みを抱えている生徒さんは、「やった基準」という事にも注意して見ましょう。自分の中で「勉強をした」というのはどのような基準なのか、その基準が例えば数学の場合、問題のパターンや数字をただ覚えただけ、英語の場合ただ解答を暗記しただけ、などの場合成績が上がらないのは当然です。このように「やった基準」がズレてしまい、本当に入試本番に直結した勉強をしていないことが成績が伸びない原因の一つだと考えられます。

成績を上げるには「定着率」と「やり方」に注目しよう!

武田塾に受験相談に来る生徒さんやその親御さんはよく「頭が悪いから勉強ができない」ということを口にします。しかし、決して頭が悪いから勉強ができないのではなく、先ほど紹介した勉強内容の「定着率(完成度)」と「勉強のやり方」が原因です。これらを日頃から意識して勉強することによって効率的に成績を上げることができます。

生徒さんの中には総合的な勉強成果の伸びに加えて、模試の偏差値の伸びに関しても問題を抱えている方もいると思います。模試の偏差値の伸び悩みに関して気を付けるポイントとしては、既に学習した内容や範囲がしっかりできているのかを判断しましょう。まだ習っていない内容が解けないのは当然で、それが原因で偏差値が伸びなかったり、逆に下がってしまっても気にする必要はありません。重要なのは「習っている」範囲の完成度、もしくはやり方が原因なため、もう一度確認してみましょう。

以上で紹介した成績が伸び悩んでしまう本当の原因を知らずに勉強を続けてしまうと、成績が伸びないのは自分の頭が悪いからだと勘違いした結果、勉強に対するモチベーションが下がり悪循環に陥ってしまいます。そのため勉強ができなのは「定着率」と「やり方」が原因であるということをしっかり肝に銘じておきましょう。

毎日長時間勉強しているけど成績が伸びないのはなぜ?

「時間」ではなく「勉強成果」

武田塾チャンネルにある生徒さんからこのような悩みが寄せられてきました。「毎日11~13時間勉強しているのに成績が伸びません・・・」この生徒さんの場合勉強量に対して結果がついてこないため不安で仕方ないとのことです。同じような悩みを抱えている生徒さんも他にもいると思いますが、まずその勉強をした期間、時間で「何が終わっているのか」「何が身についているのか」という2点に気を付けてみましょう。

まず「何が終わっているのか」そして「何が身についているのか」ということに関した、机に向かっている時間=勉強した時間という事ではありません。成績の伸び悩みを感じている方はまず勉強して実際に何が終わったのか、何が身についたかなどその中身を意識してみましょう。この時間でこれだけの英単語を覚えられた、数学の問題集の一章が終了したなど、勉強時間よりも内容や質が重要なのです。そのため勉強時間よりも勉強成果の方が重要なのです。

模試の成績はなかなか上がらないもの
模試の偏差値なかなか伸びない場合焦る必要はありません。というのも模試の偏差値は急激には上がらないものだからです。たとえ1日長時間勉強しているにしても、特に国立志望の人は科目数も多く、1教科に充てられる時間も限られてきます。また模試を受ける際にまだ学習していない範囲が出題される場合もあるため、できなくて当然です。

偏差値が上がらずどうしても不安な人は、まず自分がすでに学習した範囲でどれだけの量ができているのか自己分析しましょう。

やっぱり頭の良さは遺伝!?

「才能だけの人はいない!環境は努力で変えられる!」詳細動画②はこちら

勉強する「環境」が一番大きい影響力がある。

頭の良さはやっぱり遺伝で決まるでしょ!このような考えをお持ちの方もいらっしゃいますが、ズバリ頭の良さを決めるのは才能(遺伝)や環境もありますが、努力で何とでもなります。しかし、その中で一番影響力が高いのは勉強をする「環境」です。例えば、進学校に通い周りの友達が熱心に勉強しているのであれば自然と自分も勉強をやるようになります。このように周りのライバルたちからの刺激を受けられる環境や、また勉強に対してどれだけの好奇心があるのか、どれだけ好きになれるのか、これらの要素が元々の才能や努力よりも勉強に対する姿勢に大きく影響を与え、成績の伸びというものにも関わってきます。

それでも頭の良さは才能で決まるでしょ!と思う方もいると思いますが、才能だけで乗り切れるほど大学受験は甘くありません。いかに勉強しやすい環境に自分自身を持っていけるか、それは努力で賄うことができます。

まとめ

毎日一生懸命勉強しているのにも関わらず成績が伸びない原因として以上のようなことが挙げられます。勉強の「定着率」や「やり方」をもう一度見直してみましょう。また頭の良さはすべて才能(遺伝)で決まるわけではなく、勉強をする環境、そして最適な環境で勉強するための努力も重要な要素となってきます。これらに注意して勉強を進めることができれば必ず結果はついてきますが、それでも何か不安がある方は武田塾の無料受験相談にお越しください!

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