コラム

塾や予備校の勉強合宿ってどうなの?

2018年06月10日(日)

一学期も後半に差し掛かり夏休みが近づいてくると、通っている学校や塾・予備校から勉強合宿の案内が届き始めます。受験生にとって夏休みといってもほとんど受験勉強に時間を費やすことになるのは仕方ないのですが、勉強合宿等に参加するメリットはあるのでしょうか。中には強制参加でいやいや行かなくてはならない・・・という方もいらっしゃいます。そこでこのページでは、武田塾チャンネルに寄せられた塾や予備校の夏勉強合宿に関する質問をもとに、そのメリットとデメリット、そして武田塾の夏期講習である『夏だけタケダ』についてご紹介します。夏休みどのように勉強を進めたらよいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にして有意義な夏休みを過ごしてください。

勉強合宿のメリット

「キミはどちらのタイプ」詳細動画①はこちら

勉強しなければならない環境づくり

武田塾にある生徒さんからこのような質問が寄せられてきました。「学校行事として夏休みに勉強合宿があります。学校の先生方は絶対に来た方が良いと言うのですが、個人的には自宅学習の方が効率的に勉強できると思います。どうしたらよいでしょうか?」とのことです。

学校の先生が絶対来た方が良いというのであれば参加する方が良いでしょう。そもそも勉強合宿が名学校行事であるならば参加しないことによるプレッシャーや意識の差が原因で受験勉強にも影響が出てしまいます。単純に勉強の効率だけを考えた場合、参加せずに自宅学習した方が良いのですが、参加することによって周りから良い刺激を受けて勉強のモチベーションが上がり、はかどる場合もあります。

また普段から自主学習の習慣がほとんどなく、一人では勉強の管理ができない生徒さんにとって、勉強合宿に参加することで自然と勉強する環境で短期間生活することになるのでその点においては効果的かもしれません。夏合宿には向き不向きがありますが、夏休みに自宅でだらけてしまい全く勉強しないよりは、参加して強制的にでも勉強した方が断然良いので、以上のことを参考にして判断しましょう。

勉強合宿のデメリット

「メリットも言おう!!」詳細動画②はこちら

勉強効率が下がってしまう可能性も・・

学校だけでなく、一般の塾や予備校でも夏休みに数日から数週間の夏勉強合宿を主催しているところがたくさんありますが、生徒さんの中にはあまり気が進まない方もいると思います。そもそも夏合宿のための準備や移動などで無駄な体力を消耗してしまい、わざわざ遠出してまで勉強するのはめんどくさい!と感じたり、勉強に力が入らなくなってしまう恐れもあります。そこで、勉強夏合宿等を検討している方のためにそのデメリットを紹介します。

まず夏合宿のデメリットとして、自分のやりたい勉強ができない可能性があります。塾や予備校が行っている通常の夏合宿のほとんどは、決められた時間に生徒全員が同じ問題のプリントを解くため、本当に生徒一人一人に合ったレベルの勉強をすることができません。自分には簡単すぎる・難しすぎる問題を解いていても全く意味がありません。

夏合宿でそのような効率の悪い勉強をすることによって、折角勉強するために合宿に来ているのに時間が無駄になってしまい、やる気が無くなってしまう可能性があります。それなら夏合宿に参加せずに一人で自宅学習している方が自分がすべき勉強ができるため、時間を有益に過ごせるのではないのでしょうか。

また、合宿中は勉強スケジュールや時間割があらかじめ決まっているケースが多いため、普段の自分のペースで勉強することが難しくなってしまい、生徒さんの中には勉強そのものの質が落ちてしまう恐れもあります。

燃え尽き症候群

勉強合宿のデメリットとして、燃え尽き症候群に陥ってしまうという事も挙げられます。合宿中、普段よりもたくさんの量・時間の勉強をすることになります。しっかり勉強できる合宿期間中は猛勉強できてよいのですが、いざ終わったあとに辛い勉強スケジュールをやり遂げた達成感で燃え尽き症候群になってしまい、次の日からの勉強に力が入らなくなってしまう可能性があります。

折角合宿中にたくさん勉強したのにその後サボってしまったら結局マイナスになってしまいます。「次の日くらい休もうかな」このような夏合宿後の一瞬の油断が命取りになってしまうので、自分のペースを維持しながら一定の量をバランスよく勉強する方法が適しているのであれば、夏合宿に参加せずに普段通り自宅学習をすることをオススメします。

塾や予備校の夏合宿ってどうなの?

自分にあった勉強法をみつけよう

結論として、学校や塾、予備校が主催している夏の勉強合宿は生徒さんによって向き不向きがあります。自分一人だけでは集中して勉強できない方には、合宿に参加し、課題を出されることによって強制的に勉強しなければならない環境を作ることができ、周りのライバルたちの刺激を受けながら受験勉強を進めることができます。一方で合宿に参加せずに自宅で自分にあったレベル・量の勉強をする方が効率が良いという方もいます。勉強合宿に参加しようか迷っている方はまず自分はどのようなスタイルで勉強することが一番良いのか判断してから決めましょう。周りがみんな行っているからという理由だけで決めてはいけません。

夏だけタケダ

夏合宿が合わないなと感じたら夏だけタケダへ

武田塾では他の塾や予備校のように勉強合宿はありませんが、その代わりに『夏だけタケダ』という夏期講習があります。夏だけタケダは、燃え尽き症候群にならないために、無理ない量・ペースから勉強を始め、自主学習のリズム作りをします。そして夏の1ヶ月間自分に合ったカリキュラムで成績アップを目指します。勉強合宿が合わないと感じる方は一度是非お気軽に体験に来てください!

まとめ

受験生にとって、夏をどのように過ごすかで志望校合格に関わってきます。進学校や塾・予備校では、夏休み期間中に勉強合宿を行い、短期間で集中して勉強を詰め込むことで成績アップを目指します。しかし、夏合宿で通常よりも熱心に勉強が頑張れる生徒もいれば、逆に受験勉強に悪影響が出てしまう生徒さんもいます。大事なのは、勉強合宿に参加・不参加いずれにしても自分で集中して効率的に勉強できる環境をつくり、実践することです。どうしても自分一人だけではサボってしまう、勉強の管理ができないという生徒さんは決して一人では悩まずに、周りの人間や武田塾の先生方と一緒に相談して、残り少ない時間を有意義に活用し成績アップにつなげるために頑張りましょう。ありがとうございました。

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