はじめに
JR千歳線千歳駅から徒歩2分、武田塾千歳校です!
今回は漢文の勉強法について紹介していきたいと思います!
漢文は後回しにされてしまいがちな科目ですが、他の受験生が後回しにするからこそ漢文で周りの受験生と差をつけることができます!
漢文の勉強法がわからないという人もこの記事を参考にして、他の受験生に差をつけることができるように頑張りましょう!
また、今回紹介する内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでもお話しているので是非そちらも併せてご覧ください!
漢文に対してのイメージ
皆さんは漢文に対してどのようなイメージを持っているでしょうか?
「漢字がいっぱいある」「“一二点”“レ点”などがあって複雑」「中国語に見えて無理」など苦手意識が強い受験生が多いです。
しかし、漢文は国語の中では比較的易しい科目になっています。
短期間で終わり、高得点が狙え、問題のレベルが安定しているので漢文は稼ぎどころと思って対策しましょう!
漢文勉強法
ポイント①
漢文は勉強のスタート時期が大事です!
古文の読解の勉強がスタートしてから始めることをオススメします。
なぜかというと、漢文は書き下し文にすると古文の文章になるからです。
古文は省略が多い文章なので省略を補いながら読む必要があります。
そのため古文特有の省略を補いながら読むことができるようになって初めて漢文の書き下し文も読むことができます。
なのでスタートの時期だけ間違えないようにしましょう。
ポイント②
漢文を勉強する際は、まず漢字の勉強から始めましょう。
漢文の漢字は現代語と違う意味を持つ可能性があるので、頻出漢字はこの段階で押さえておきましょう!
漢文の漢字は英語でいう英単語や古文でいう古文単語と同じようなイメージで勉強しましょう。
代表的な参考書は『漢文早覚え即答法 共通テスト対応版』の「これだけ漢字91」のパートをやることをオススメします。
対策の仕方としては、漢字を見て読み方と意味を言えるようにしましょう。
載っていない漢字については現代の漢字から意味を類推しつつ実際の文章でトレーニングしましょう!
ポイント3
次は漢文の文法である“句法”に取り掛かりたいところですが、その前に“返り点”と“再読文字”を事前に勉強しておきましょう!
使ってほしい参考書は『ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習』です。
この参考書の最初に載っているので、返り点が振ってある漢文を順番通り書き下し文に並べられるレベルまで仕上げましょう。
また、この勉強と同時に漢文の漢字の順番も押さえましょう!
実は漢文は英語と似ていて、SVOCやSVCの順番だったりしますが、漢文特有の順番を押さられるようにしましょう。
これがわかると白文に返り点を振る問題や白文を書き下し文に直す問題が解きやすくなります!
ポイント4
そして次に“句法”です!“句法”は漢文で1番重要な勉強です。
『漢文早覚え即答法』などでマスターしましょう!
そもそも“句法”とは「使役」や「受け身」などの漢文の文法のことです。
まずは形を覚えることが大事です。
形を見て読み方と意味までの3セット言えるようにしましょう!
“句法”の入試傾向は返り点や送り仮名が振られていない白文の状態で出題されます。
対策として、形を見つけたら「漢字の読む順番」「送り仮名を踏まえた読み」「意味」を言えるようにしておきましょう。
“句法”については何回も音読して覚えることが大事です!
まずは問題を解くのではなく先に形を覚えてしまいましょう!
ポイント5
“漢字”と“句法”を身につけたら“読解”に入っていきましょう!
『マーク式基礎問題集 漢文』など易しいものから始めることをオススメします。
読解の練習では復習方法に注意しましょう。
復習をどうするかで漢文の成績の伸びは変わってきます。
まず自分の考えていたストーリーと正解の訳を比べてみましょう。
慣れるまでは1度ですべての意味を理解するのではなく数回読んで全体のストーリーを掴んでから問題を解くことがオススメです!
そして復習では“どこでストーリーがずれたのか”を確認しましょう。
漢文のよくある構成として最初に具体的な出来事やエピソードが語られ、最後に最初に語られたエピソードから学ぶべき教訓が出てきます。
特に問題では教訓が何なのかが問われることが多いです。
そこで、全体像を正しく把握することで漢文の問題は解きやすくなるので、全体像を意識するようにしましょう!
また、解いた後は教訓を押さえられているか、自分の考えがストーリーからずれていないかを確認しましょう!
復習のオススメの勉強法は“書き下し文の音読”です。
「漢文の読む順番」「言い回し」をリズムで覚えるようにしましょう。
音読することで白文を書き下し文にする問題の対応力が上がります!
普段から音読をすると漢文のリズムを掴むことができて、不自然な選択肢に気づけるようになります。
復習の段階から音読は習慣化させましょう!
ポイント6
最後は漢詩の対策です。
漢詩が苦手な受験生多いです。
漢詩の特徴は例えが多いので、当時の中国の状況がわからないと正確に読解することができないことがあります。
そのため注釈を利用しながらの解釈など漢文以外の情報から問題を解いていく力が求められます。
また、漢詩だけでなく前半に文章がある問題もあります。
そのような場合は前半の文章を理解することができれば漢詩の内容も入ってきやすいです。
ただ漢詩の“韻”についての問題は「五言絶句」「七言律詩」など漢詩の形や押韻のルールが問われる知識問題は対策すれば確実に正解することができます。
そのため漢詩で知識を問われる問題は100%正解を目指し、読解問題は前後の文脈や注釈から攻略するということを意識しましょう!
まとめ
今回は漢文の勉強法についての紹介でした!
とにかく句形・句法についても読解についても音読を通して漢文のリズムを身につけることが重要です!
一見難しい科目ですが、暗記量は少なく済むので皆さんは得点源にすることができるよう頑張ってください!
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