医学部受験する方　～国公立と私立どちらがオススメか～

こんにちは！旭川の大学受験対策塾・予備校の、武田塾旭川校です。

本日は、稲垣がお送りしていきたいと思います( *´艸｀)

本日、全国で緊急事態宣言が解除されました。

しかし、気を抜くにはまだ早いです。

完全に終息するまで、今まで通り気を付けていきましょうね！

武田塾旭川校では、Skypeによるオンライン授業も行っています。

希望があれば対応致しますので、いつでもおっしゃってくださいね( ｀ー´)ノ

さて、本題に入りたいと思います。医学部医学科を目指しているという方なら一度は持ったことがある疑問…

「国公立医学部と私立医学部どちらが入りやすいのか」

もちろん、どちらも医学部は合格するのが難しいと言われていますし、実際非常に難しいです。

ということで「入りやすい」ということはないかもしれませんが、それぞれの特徴について以下で述べていきたいと思います。(※もちろん例外はあります)

本日の筆者、稲垣は国公立と私立の医学部をどちらも受験したことがあるので、その経験も参考にしながら書いていきます。

国公立と私立の医学部の受験科目

〇国公立医学部

センター試験(共通テストになります)を受ける必要があり、足切りを実施している学校の場合、そのラインをクリアするとその大学の二次試験を受けることができます。

センター試験→５教科７科目(国語、数学ⅠAⅡB、社会、理科(化学・物理・生物の中から２科目)、英語)

二次試験→記述式の学科試験(英語、数学、理科)、面接、小論文など

じっくり考えて解答する問題が多い。

〇私立医学部

必ずしもセンター試験を受ける必要がない。

一次試験に合格すると二次試験を受けることができる。

一次試験→記述式やマーク式で、英語、数学、理科二科目が一般的＋小論文

二次試験→面接

問題量が多く、解法がすぐに思いつく場合が多い。

スピード勝負、そして戦略を考えるのがカギ。

メリットとデメリット

〇国公立医学部受験のメリット

・学費と受験量が比較的安い。

・大半が記述式の問題なので、部分点をとることができる。

・基本的な問題(難問・奇問ではない)が多いため、基礎がきちんと勉強できていて、ケアレスミスがなければ高得点がとれ、合格点に近づく。

〇国公立医学部受験のデメリット

・センター試験があるため、科目数が多い。

・全科目まんべんなくできることが理想だが、どうしても苦手科目(特に文系科目)ができてしまう。

・センター試験で足切りをくらうと、その大学の学科試験を受けることすらできない。

〇私立医学部受験のメリット

・私立専願の場合は、科目数が少なくなるので、集中的に勉強できる。

・大学により、記述式やマーク式など問題解答方式が異なるので、自分の得意不得意を考えて受験校を決められる。

〇私立医学部受験のデメリット

・学費と受験料が高い。

・短時間で大量の問題を解かなくてはならないので、過去問演習による慣れが必要。また、戦略を立てないと失敗することが多い。

・複数の私立医学部を受ける場合は、日程が集中する可能性が高いので、体力が必要。

倍率の違いも大きい

国公立と私立の医学部の倍率の違いを見てみましょう。

国公立大学

【北海道大学 (国立)】

前期日程　2.8倍 (2019年)　3.2倍 (2018年)

【旭川医科大学 (国立)】

前期日程　8.1倍 (2019年)　8.7倍 (2018年)

後期日程　40.1倍 (2019年)　12.2倍 (2018年)

【札幌医科大学 (公立)】

前期日程　3.5倍 (2019年)　4.2倍 (2018年)

私立大学

【順天堂大学】

12.7倍 (2019年)　17.8倍 (2018年)

【昭和大学】

17.3倍 (2019年)　16.8倍 (2018年)

【帝京大学】

35.0倍 (2019年)　47.8倍 (2018年)

【日本大学】

17.5倍 (2019年)　21.3倍 (2018年)

以上のように、私立の方が基本的に倍率が高いことが分かります。

私立は、足切りもなく受けたいと思った大学は日程が被らない限り受けることができます。よって、受験者数がかなり多くなってしまいます。実質倍率は……

一方、国公立は前期と後期の2回しか受験機会がないため、自分が戦えるレベルの大学に出願するため、私立ほど倍率は上がりません。

以上、国公立と私立の医学部について色々述べてきましたが、どちらを受けるかは上記のようなこと以外にも、問題が自分に合うかなども吟味して、受験校を決めると良いと思います。

狭き門ではありますが、お医者さんになるためです！！

頑張りましょうね(^^)/！