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古典文法基礎 〇助動詞編 逆転合格の武田塾阿佐ヶ谷校 杉並区の個別指導

みなさんこんにちは!

武田塾阿佐ヶ谷校です。

今回で古典文法基礎は第3回になります。

是非↓こちらもあわせてご一読ください!!!

〇動詞編

https://www.takeda.tv/asagaya/blog/post-208645/

〇形容詞編

https://www.takeda.tv/asagaya/mid-student/post-223436/

第三回は助動詞編となります。

前回の後半でいくらか下準備について解説しましたが、

今回はそれに沿って覚えていくところになります。

いくらか大変な単元となりますが、頑張って覚えちゃってください!!!!!

では、始めましょう!!!

 

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接続

 

覚えるのは意味・接続・活用の3点でしたね。

この3つのなかで最も単純で覚えやすいのは接続だと思います。

意味や活用といったらたくさんあるというのはすぐ理解できるでしょう・・・・・・

ただ接続だけは基本的に

未然・連用・終止・連体・已然・命令の6つで、

つまり分類がこの程度すむと予想がつくことでしょう!!!

では、下に覚えるべき助動詞を全て記します!!!

 

未然形接続:

むず・む・ず・まし・じ・しむ・まほし・る・らる・す・さす

連用形接続:

つ・ぬ・たり1・たし・き・けり・けむ

終止形接続:

べし・まじ・らむ・らし・めり・なり1

連体形(体言)接続:

なり2・たり2・ごとし

已然形接続:

 

覚えるためのポイント解説をしますね。

➀全部で28個です。

②実は命令形接続はないので上の5パターンの接続を覚えましょう!

③「なり」と「たり」は意味・接続・活用が異なる2パターンがあります。別々に覚えましょう!

④筆者は上の順番通りに覚えておりますが、順不同です。

 

では、ここからは接続というものの解説に入りたいと思います。

品詞を思い出していただきますと、単独で使う品詞(独立語)と他の語にくっついて使われる品詞(付属語)に分かれていましたよね!

その付属語は別の語に接続して使われます。

このとき、接続するにあたって

上の語の末尾部分で用意をしないといけないときがあります。

例えば、普段「~して」など言うと思われますが、「~するて」などは言わないと思います。

つまり付属語「て」を繋げたいときには上の語の末尾部分で適合するように調整していると考えられます。

これが接続ということです。

○○形接続というのは、

上の語の活用形であるという点だけあやふやにしないようにして下さいね!!!

 

意味

 

ここらへんからは大変煩雑になっていきます。(それでも活用よりはましかと思いますが(笑))

いきなり全て覚えるよりかは、

まずは助動詞28個それぞれの代表的な意味を覚えていくとよいかと思います。

筆者が分類した意味的まとまりに沿って下に記述していきます!

 

➀時間関係

過去:き・けり

完了:つ・ぬ

存続:たり1・り

②尊敬関係

使役:す・さす・しむ

受身:る・らる

③推量関係

推量:む・むず・べし

打消推量:じ・まじ

現在推量:らむ

過去推量:けむ

④希望関係

希望:まほし・たし

反実仮想:まし

⑤推定関係

推定:らし・めり・なり1

⑥その他

打消:ず

比況(~のようだ):ごとし

断定:なり2・たり2

 

ポイント解説をしますね!

➀やはりグループ分けして覚えやすくしたうえで覚えることです。

  だいたい助動詞というのは使用者の主観的な部分の感覚や思いを付与するものです。

  だいたい推量とか希望とか時制とか打消とかのパターンになるだろうと想像がつくと思います。

②推量と推定について

  現代の感覚でいうと、推量は「~だろう」、推定は「~らしい」にあたります。

③希望と反実仮想について

  希望は「~したい」で、反実仮想は「~ならよかったのに」です。

④上でとりあえず一通り28個の助動詞の基本を掴んだうえで、

  ちゃんと各助動詞について調べて数多くの意味について習熟して下さい!

 

意味については接続のように解説する必要はないですよね・・・!(^^)!

一言だけ言うならば

接続は品詞分解を正確にするのに有用です。

意味は内容を理解するのに有用です。

それぞれ役割が違うので、車の両輪としてぜひ習熟されてください!!!!!

 

活用

 

これはまあ、覚える大変さに比べてありがたみが薄いように感じます。

前回いった通り、大体接続がわかれば品詞分解出来てしまうので、まあ補助武器的な用途になるでしょう。

むしろ接続が分かった状態で読解を続けていくと知らないうちに活用がだんだんしみこんできます。

助動詞同士で接続することって結構多いので、助動詞の活用もだんだん覚えてっちゃうんですよね(笑)

 

だから単純にこれを覚えるよりかは頻出の使われ方を覚えてしまう

つまり、助動詞が組み合わさって使われる頻出パターンを覚えてしまわれたほうがいいと思うのです。

例:なむ・・・完了の「ぬ」の強意の意味+推量の「む」の推量や意志の意味

いちいち活用を考えるより、この形で覚えてしまった方がいろいろ楽ですよね!!!

 

なのでとりあえず上の二つに習熟してもらって

読解の中でどんどん使ってって

気づいたらよく見る複合的な使われ方のパターンを覚えるというのがよいと思います!!!

 

注:さっきの接続の話で付属語は上の形に影響するといいました。そのため、助動詞の活用を覚える恩恵というのは、助動詞に付属語が接続するパターンつまり、助動詞+助動詞(実はもう一つ助動詞+助詞)くらいでしか生まれてきません。なので、助動詞が組み合わされて使われるパターンに習熟するとはつまり助動詞の活用について習熟するのと非常に近い関係にあります。

  また、組み合わせで使われたものを現代語訳する際、助動詞が組み合わされて使われたものを人一塊としてとらえることによってよりスラスラとこなれた訳ができるようになります。上の例のように、いちいち強意+推量or意志だ!とかってやるよりもスッと内容が入ってくるようになりますよ!!!!( *´艸`)

 

 

では、どうかみなさん頑張って勉強して下さいね!!!!!!!

 

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いかがでしたでしょうか??

皆様の古文学習に少しでもお役に立てたらうれしいです!!

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