こんにちは(#^^#)
武田塾阿佐ヶ谷校です!
今回は古文の形容詞・形容動詞の活用をまとめたいと思います!!!
下のURLは動詞に関するものとなっているので合わせてご覧ください!(^^)!
https://www.takeda.tv/asagaya/blog/post-208645/
また、形容詞・形容動詞だけでなく次の
助動詞を学ぶための前準備に関しても触れていこうと思います( *´艸`)
是非最後までご覧ください!!!
まずは活用表
タリ活用 | ナリ活用 | シク活用 | ク活用 | |
たら | なら | しから (しく) | から (く) | 未然形 |
と たり | に なり | しかり しく | かり く | 連用形 |
たり | なり | し | し | 終止形 |
たる | なる | しかる しき | かる き | 連体形 |
たれ | なれ | しけれ | けれ | 已然形 |
たれ | なれ | しかれ | かれ | 命令形 |
➀右二つが形容詞で左二つが形容動詞の活用になります。
具体的には
形容詞 「よし」 はク活用
「美し」 はシク活用
形容動詞「静かなり」はナリ活用
「堂々たり」はタリ活用
というようにそれぞれ活用のありかたが二種類あります。
②活用が二列になっているのは、下にくっつく語の品詞によって変わるため。
四つともラ変のように活用するものがありますが、助動詞にくっつくときはそっちを使います。
それ以外の品詞についてはそっちじゃない方を使いましょう。
※一つしかないところは単純にその一つを使います。
寄せて書いてあるのは覚えやすさを重視したためです。
③そのほかのこと
・タリ活用は漢文調の作品で使われる傾向にあります。ナリ活用の方が重要な単語が多いです。
・後半で触れる「識別・判別」に関する内容ですが、
★「~かに」と見たらまず形容動詞のナリ活用を疑ってみましょう。
形容詞・形容動詞に関しては以上です!!!
・・・
・・・
・・・
だいぶ短いと思われたかもしれませんが、まあこれくらいしか本当にござらんのです"(-""-)"
意味の方で重要語が多いので、文法だけでなく単語のほうもしっかりやりましょう!!!!!
助動詞学習への下準備
では、助動詞の方へ入っていこうと思います!!!
ここではあらかじめ確認しておきたいところをサラッと見ていく旨でやっていきます(*´ω`*)
Q&A形式みたいにぱっぱとやっていきましょう!!!
➀助動詞って何個覚えればいいの?
受験で押さえるべきは28個でしょう。以上!!!
る・らる・す・さす・しむ・つ
ぬ
むず
む・らむ・けむ
じ・らし
ず・き・まし
べし・たし・ごとし・まじ・まほし
なり・たり
けり・たり・り・めり・なり
★「なり」と「たり」が二つ出てくるのは終止形の音だけ一緒で活用も意味も接続もみな違うから!
★なんでこの順番で書いてあるのか・・・活用の種類ごとに並べてあります。どんな種類か考えてみてね!
★活用の種類だけでなく接続や意味によっても並べ替えられるように勉強頑張って下さい!!!
②助動詞の何を覚えるの?
意味・接続・活用の三つ!ただし活用は重要度が低いです。意味か接続かから覚えていけばよろしいでしょう。
★なぜ活用の重要度が低いか
読めることが古文の目的なので、品詞分解できればよいが、実は接続が完ぺきに分かれば7・8割がたは上手に分解できます。武器を完全にそろえなくても、接続の知識という武器があれば大体対応できるのです。
特に接続(まず〇〇形ってやつが6種類しかないんだからこれ以上煩雑にならないと思いませんか?)に比して活用を覚えるのは煩雑になりますので接続をやる方がコスパがよろしいのです。
難しいところは別で「識別・判別」の勉強をすればよいのです。
★せっかくなので「識別・判別」について軽く触れてみましょう!
「識別・判別」には文法知識を総動員することになりますが、思うに難しさの元凶となるところについて考えてみたいと思います。
➀ナ行関係:助動詞「ぬ」がナ変で活用すること、形容動詞だけでなく断定の「なり」もナリ活用することなどが元凶。助詞まである「に」の判別は激辛である。普通に動詞の活用の一部だったりもするし何気にそれがむずい。
対応策はまずよく見る形を覚えてしまうということ。(例えば「にあり」「にけり」・・・)
あとは文意などを頼りに紐解いていくことでしょう。
「識別・判別」問題を繰り返すのもありでしょうが、読解の中で鍛えると定着しやすいでしょう。
②ラ行関係:助動詞「る・らる」と助動詞「り」が元凶。普通に動詞の活用の一部だったりもする。
対応は「り」が接続において特別なのでこちらを押さえればそこまで怖くない。
③➀と②+む:「なむ」「らむ」が分かればよろしい。
★だいたいまとめてみましたが、結局読解のたびに学びを繰り返して慣れることが肝要かと思われます。
助動詞を学ぶときにこのようなことが意識出来ていると
相手の大きさを把握しながら臨めるかと思います。
是非がんばって勉強していただきたいです。
いかがでしたでしょうか??
皆様の古文学習に少しでもお役に立てたらうれしいです!!
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