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赤本の正答率と実際の点数は違うってホントですか? 武田塾 杉並

こんにちは、武田塾阿佐ヶ谷校です。

気づいたら11月まで折り返しそうです。とんでもないペースで今年は過ぎていきますね。

二か月後の今は共通テスト直前です。やばいですね…。

しかし、まだ学力を伸ばせる時間は十分に与えられています。一日一日大切に勉強して下さい。

 

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皆さん、「標準化」「偏差値方式」この言葉はご存じですか?

そろそろ赤本を演習形式で解いて、正答率なんかも視野に入れてきている受験生いるかと思います。

極論いってしまいます。赤本の正答率を出しても合否は分かりません!この認識が少しでもないと結構危険です

実は早稲田大学では「得点標準化」、それ以外の上智やmarchなどは「偏差値方式」と呼ばれる得点調整で点数を算出しているからです。

共通テストも実は素点としての点数は分かるものの、そこから偏差値のような調整をして国立のボーダーなり私立の利用入試の合否の点を決めています。

具体的にどういうことをするの???

例えば上智大学の偏差値算出法は

満点の半分+{0.01×満点×(自分の成績-平均点)}  

といわれていますが、他の大学も同じような数式で出しているのかといわれたら実際僕にもよくわからないんですよね。

なぜなら、計算の中にどこまでのファクターが織り込まれているのかは、大学側が一切公表していないからです。

例えば、上の式はその年の母集団のみが関わっていますが、実際は他の年度の点数が考慮されないとも限りません。

もし、ある年の英語の平均点がすごく低いからといって、一概に「その年は英語が難化した。」とは言えないです。もしかしたら何らかの事情で母集団のレベルが例年より低いだけかもしれません。

実際そこまで考慮しているかはさておき、僕が言いたいのは具体的な大学の合否の偏差値算出法は実際にはわかってないということです。

なんでこんなことをする必要があるのか?

理由はかなり明確です。

中央大学のサイトに分かりやすいものがあるので引用してみました

https://www.chuo-u.ac.jp/admission/faculties/faq/

得点を偏差点で調整することの目的は、以下の2点です。

1.選択科目間の有利・不利を是正するため
例えば、Aさんは日本史Bを選択し70点、Bさんは世界史Bを選択し60点だったとします。但し、日本史Bについてはその日出題された問題が平易で、受験者平均点が80点、世界史Bについては問題が難しく、平均点が40点だった場合、偏差点処理を行い、AさんとBさんの選択科目に有利・不利がないように「等価調整」を行います。

2.より配点に応じた合否判定を行うため
英語の配点が150点、国語が100点、選択科目が100点の場合、英語が極端に難しくて150点の配点の意味を損なう可能性があるとき(配点が150点で平均点が60点、他の科目は配点が100点で平均点が60点だった場合等)、150点の配点の重みを確保するために偏差点調整を行います。ゆえに、合格最低点については、受験なさった方の選択科目や、受験生全体の外国語の出来次第によって、素点から得点が上がる場合も下がる場合もあります。

 

簡単に言いますと

一つ目の説明ですが、例えばA君が平均80点の日本史で95点、B君が平均30点の数学で50点です。もしもこの素点のまま合格点だしてしまったらB君滅茶苦茶不利です。そういうことを防ぐために偏差値調整するわけです。

・二つ目は、例えば、受験する1科目だけ配点が高いとしましょう。この科目の配点高めた理由は言うまでもなくこの科目を重視しているからです。例えば基本は100点満点の中、英語だけ150点のとき、英語が70/150,国語70/100だとしましょう。同じ70点でも正答率47%の70点と正答率70%の70点では意味合いが大きく違いますね。しかも重視している以上それで大幅に低い人は大学に入れたくないわけです。

社会選択は注意して!

色々と説明しましたが、この得点調整についてで警鐘を鳴らしたいのが社会選択の人たちです。

結論から先に言うと社会科目は結構な高確率で調整で大幅に下げられます。なぜなら、社会は基本みんな分かる問題分からない問題にそこまで差異はありませんし、めちゃくちゃ難しい問題でも平均点3割ってあまり聞かないですよね。しかし、数学だとそれが起こりえるんです。大体私大の難関レベルになると,本当に手も足もでないみたいな現象が起き、社会みたいに安定して7割なんてことはできません。ゆえに平均点は社会よりかなり低いので、日本史や世界史はそれに合わせるかのようにがっつり点数を下げられます笑

だから、そこのところ普段の過去問演習から考慮しないと痛い目にあいます!(ごくたまに逆もありますが…)

まとめに

じゃ、結局どうすればいいのかってことですが個人的には

(特に社会科目の受験生は)に記載されている合格点の1.3倍くらいを目標点で設定してください。

特にここ最近の私立文系は早稲田社会学部以外で正答率6割で受かることはまずないです。

基本6割と記載されてのるものは7.5割はないと受かりません。

中の人間(選択科目は日本史)も合格した大学は自己採点をすると総合75%はありましたし、反対に7割ボーダーの際どい大学は大体不合格でした。

こんな感じで最近の受験は本当に厳しいので、自分にとって都合のいい情報ばかり鵜呑みにせずに残りの受験勉強と向き合ってください。

 

See you soon…

 

 

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