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【新瑞橋の高校生】2025年から始まる新課程入試で何が変わる?

新課程とは2022年の春に高校に入学した人

(現在の高校2年生)から適用された新しい

カリキュラムです。

学校のカリキュラムは10年に一度は見直され

ています。新課程になると共通テストの傾向

などが今までと変わるなど受験に影響が出て

きます。

国語や英語はあまり変わらず、理科は単元が

入れ替わる程度ですが、今回は大きく変わる

科目は何なのかや新たに学習することになる

教科、入試への影響について解説します💁

武田塾 新瑞橋校 (4)

新課程で変更する科目は?

社会

歴史総合

歴史は現在、日本史か世界史どちらかを選択する

形式ですが、新課程からは日本史Aと世界史Aが

統合して必修科目の「歴史総合」に変わります。

近現代以降の日本史と世界史の両方を学ぶことに

なります。

日本史B・世界史Bは地理Bと統合して「探求」

という発展教科に変更します。

また、地理Aも「地理総合」に改名され、

必修科目となります。

 

公共

現在の現代社会は「公共」という必修科目に

なります。

基本的な履修内容は現代社会と変わらず、

憲法、政治、経済などを中心に幅広く学習

する科目です。

社会に参画する人材を育てることを意図して

設置されました。

 

数学

数学Cが復活します。

数学ⅡBで学んでいた「ベクトル」

数学Ⅲで学んでいた「数学的な表現の工夫」

「平面上の曲線と複素数平面」の三本柱で

構成されます。

数学ⅡBはベクトルが移行して、社会生活で

用いられている数学を扱う「数学と社会生活」

を新しく学ぶことになります。

 

情報

情報は新しく設置される科目です。

現行のカリキュラムでは、「社会と情報」

「情報の化学」どちらかを学んでいますが、

新課程ではその両方を組み合わせたものを

学ぶことになります。

そこでは、プログラミングやネットワーク、

データベースの基礎について学習すること

になっています。

情報リテラシーや時事問題なんかもこちら

に加わるでしょう。

新しいIT教育が共通テストに加わるとい

うことで注目されています。

「情報」に向けてどんな勉強をしておくべき?

数学ⅠAをしっかり勉強する

データの活用やデータサイエンスを学ぶには

必ず統計を使うので数学は必須です。

相関係数や、標準偏差、比例など、

基本的な数学の用語を自分で説明できるまで

理解しておくべきでしょう。

そうしないと、情報で扱う「分析」や

「統計」の意味が理解できません。

また、

図形の分野も大切です。

「この図から何が読み取れるのか」ということ

もわかっていないとデータの活用は難しいです。

 

基本的なソフトに触れてみる

習うよりも慣れよです。

まずはWordやExcelなどの基本的なソフトに

触れてみるといいでしょう。

実際によく使われるソフトを使うことで様々な

機能についてどんなことができるのか大まかな

イメージが付くと思います。

まずは軽い気持ちでいいのでそのようなソフト

に触れてみましょう!

入試はどう変わる?

7教科21科目に再編され、より細分化

されるかたちになります。

大きく変わる点のみを説明していきます。

共通テスト

社会の複雑化

地歴は、

「歴史総合、世界史探究」

「歴史総合、日本史探究」

「地理総合、地理探究」に分かれ、

公民は

「公共、倫理」「公共、政治・経済」に

分かれます。

また、

「地理総合、歴史総合、公共」が新たに

必修科目となり、これらの6科目から最大

2科目を選択します。

選択もただ好きなものを選ぶというわけでは

なく、一定のルールが設けられます。

・「公共、倫理」と「公共、政治・経済」の

  組み合わせ不可

・「地理総合、歴史総合、公共」はいずれか

  2分野を選択するが、それらと同じ名称が

  入っている科目との組み合わせ不可。

例えば、

「地理総合、公共」を選択すると同じ名称が

入る「地理総合、地理探究」「公共、倫理」

「公共、政治・経済」は選べません。

ですので、選択肢は歴史系だけになります。

歴史を選んでも日本史・世界史の両方を勉強

しなくてはならないですし、地理を選んでも

総合・探求の両方を学習する必要があります。

また、

日本史(日本史探究)や世界史(世界史探究)を

選択する場合、歴史総合(近現代以降の日本史

と世界史で構成)の内容も含めて受験しなけれ

ばならないので、社会だけでもボリュームが

かなり大きくなってしまいます。

基礎は早いうちから固めておきましょう!

 

数学

数学Cが新設され、出題科目が

「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅰ」

「数学Ⅱ,数学B,数学C」に変わります。

数学2科目の場合は、

「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅰ」から1科目選択

と「数学Ⅱ,数学B,数学C」になるので、

文系でも国公立志望の人は数Cをやらなければ

いけない可能性もあります。

「数学Ⅱ,数学B,数学C」を選んだ場合は、

数Ⅱの内容は必須で、

「数列」「ベクトル」「統計的な推測」

「平面上の曲線と複素数平面」の4項目中3つ

選んで解答というかたちになります。

どの大学がどの科目を課すかなど、大学によって

異なってくるので志望校の情報は必ず確認してお

きましょう。

 

情報

上記でも述べたとおり、

原則として国立大学協会では共通テストで情報を

課すことになりました。

しかし、

今は公表されている情報や問題がかなり少ない状

態です。問題集もめったに見かけません。

現時点では、高校で始まる情報の授業をしっかり

理解していくこと、時事問題に対応できるように

日頃からニュースに触れておくことが大切です。

 

浪人への影響

もし浪人してしまっても、令和7年はそのまま

履修した旧課程での受験が可能です。

令和8年以降に関してはまだ発表はありません。

ただし、志望校で必要な場合は「情報」は受験

しなければなりません。

まとめ

特に、数学と社会はしっかり目を通して

早めの対策に取り掛かりましょう。

以下を意識すると良いでしょう↓↓↓↓

・日頃から現代問題の事情や流れに

 ついて情報を仕入れる。

・数学の勉強法を徹底してⅠAを早めに

 仕上げる。

・地歴公民それぞれの勉強法を理解して

 講義系参考書を読む。

新課程になると色々なことが変わるので、

早いうちから情報収集をして受験戦略を

立てることが大切です。

授業の進度についていけるようにしっかり

復習をしていきましょう!

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