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2023年度大学入学共通テスト総評! 武田塾青森校

皆さんこんにちは。

青森市で大学受験合格を目指すなら武田塾!

武田塾青森校です。

 

1月の共通テストが終わり、2月になりました受験生の皆さんは、国公立受験に向けて個別試験(2次試験)の対策中だったり、私立の一般受験だったりと今まさに、本番を迎えている方が多いと思います。

 

そんな中、

現在、高校2年生で来年の共通テストを受けるという方。

現在、高校1年生で受験に向けて今から準備をしようという方

 

今回は、そんな皆さんに向けて「2023年の共通テストはどうだったか」「対策をどのようにすればいいか」を特集したいと思います

 

※高校1年生の方は新カリキュラムでの学習なので、例えば「歴史総合」「日本史探求」を選択するなら、今回の特集では「日本史B」の記述を参考にしてください

 

2023年共通テスト 1日目 社会

 

 

共通テストの時間割通りに解説していきたいと思います

まずは社会。受験人口の多い「世界史B」「日本史B」「地理B」について記載します

 

「世界史B」が難化

 

「難化」と書くと、すぐ嫌煙してしまう方もいますが落ち着いて対策を練りましょう

 

これは世界史に限りませんが、共通テストの出題は「図や資料、会話文などを通して解答していく」形式が一般的となりつつあります。会話文と聞くと「現代文とか英語の問題?」と思うでしょうが、実際、数学であっても、地図が登場し(数学なのに地理?!)地点を示されて「会話文」が登場、それぞれの位置から山を見上げた場合の角度を求めさせる問題が出たことがあります。

 

2023年度の世界史は、問われている知識の難易度が上がったというよりも、問題文の部分がやや読み解きにくいようでした。

 

「日本史B」は素直に解けた生徒が多い

 

「やった、日本史Bを選択してて良かった」と思うのは早合点です。

 

全体的に難化したと言われる前回2022年度の共通テストでは、世界史Bは特に大きな話題とはなりませんでした。それが今年2023年度は難化したわけですから、日本史だって来年度どうなるかわかりません今年度は比較的問題文が読みやすかったというのが影響していると思われます。

 

日本地図

 

「地理」は大きな変化はなかった

 

高校2年生のカリキュラムの地理には「系統地理」と「地誌」がありますが、前者が「地形や産業など場所に関係なく」学習する分野なのに対し、後者は「地域や大陸別に」学習する分野です。

 

元からグラフや図などが多く、受験生を悩ませてきた「系統地理」については、それほど複雑な問題は出題されませんでした。一方で「地誌」はインドと中国がメインとして出題されましたが、特定の地域だけを勉強するのは危険なので、現行カリキュラムで学んでいる高校2年生の皆さんは、偏ることなく勉強しましょう

 

地理については、特に理系の生徒さんが選択することの多い科目です。地理の勉強開始時期ですが、主要科目である英語、数学、国語を受験学年の夏までに固めることを優先しつつ、なるべく早い時期に開始させましょう

 

2023年共通テスト 1日目 国語

 

 

難易度的には昨年並みでした。

 

「現代文」は選択肢の絞り込みがやや難

 

選択肢が非常にやっかいだったと思います。本文中に出てくる内容がそのまま選択肢になっているものが多く、細かい違いに気づいて絞り込む必要がありました

 

本文と同じ「ような」選択肢を、ただ盲目的に回答した人は不正解が多かったと思われます

 

このように、普段私たちが当然のように使っている日本語であっても、表現の違いに注意しながら正確に正解を選べることが共通テストでは要求されます。

 

また、これは科目に関係なく共通テスト全般に言えることですが、現代文の力は一番重要です!

 

上述したように、共通テストの出題は「図や資料、会話文などを通して解答していく」形式を取ると書きました。これはつまり、問題文を正確に、しかもスピーディに読む力が必要だということを意味します。現代文の勉強は、最終的に「あらゆる科目に通じるものなのだ」と強く意識しながら勉強してくださいね

 

勉強習慣

 

「古文」は場面確認が鍵だった

 

掛詞や歌枕といった和歌に関する出題がありました。また連歌をテーマとした文章が出ました。

 

古文は問題文、注釈、設問ですらヒントにしながら「いつ、どこで、誰が、何を」の部分をしっかりと把握することが基本です。今年度は問題文に「皇后の父の豪邸で身分の高い人達が舟遊びをする」ことが書かれていたと思います。

 

古文は研究者でも読むのが難しいと言われています。したがって問題を作成する側としても、受験生にヒントを与えて読ませようとします。ヒントを頼りに、出題された古文の「場面確認」をして解くようにしたいものです

 

しかし、その前提として当然「古文単語」や「古典文法」「古文常識」といった基礎が頭に入ってないと全く歯が立たたないので、普段の勉強にしっかりと取り入れましょう。

 

「漢文」は独特の出題

 

白居易による「官吏登用試験の予想問題と模擬答案」を示され、これらに関する問題に答えるという形式でした。独特の問題文でしたが、例年よりは読みやすかったのではないでしょうか

 

句形の問題が出題されましたが、こういった知識問題は当たり前として、「内容を正確に把握すること」が高得点につながったと思われます。

 

自学自習

 

2023年度共通テスト 1日目 英語

 

 

「英語リーディング」は長文化傾向

 

英文量が多く、言い換え表現が頻繁に問われたり、正解を導くための根拠が後半部分にあったりなど、最後まで読み切らないと答えられない問題、あるいは根拠が分散している問題など、設問の形式はバリエーション豊かでした。そういう意味では、速読力の差が出たと思われます

 

速読力というと、英語学習の一つの到達点です。

 

速読するためには、単語や熟語でつまづいてはいけないですし、SVOCといった構文が瞬時にわかり、そして正確な構文把握のためには英文法の知識が欠かせません。さらに言えば「前から訳す」力、そして、段落ごとに主張をまとめるパラグラフリーディングの力も必要ですね。

 

「英語リスニング」は易化

 

今年度の英語リスニングは、そこまで複雑な場面状況ではなく、言い換え表現も易しくなって素直に解けた生徒さんは多かったのではないでしょうか。

 

実際、青森校の受験生の中にも8-9割取れた生徒さんもいます

 

キャンパスライフ_外国人

 

2023年度共通テスト 2日目 数学

 

 

「数学ⅠA」は読みやすくなった

 

昨年2022年度はかなり難化したと話題だった数学ⅠAですが、今年度は易しくなりました

 

大きな要因の一つに、問題文の文章量の減少が挙げられると思います

昨年は問題文自体の文章量が多く、それに合わせて計算が頻繁に必要になったため、タイムオーバーとなった受験生が多い科目でした。今年はその文章量が減ったということです。

 

でも勘違いしないでください。

 

だからといって「問題自体」が易しくなったのかというとそうではありません共通テスト形式の出題に慣れること、しっかりと演習を積むこと、これらは変わらず要求されるということは肝に銘じておきましょう

 

「数学ⅡB」は演習量が鍵

 

問題文自体の文章量減少は数学ⅡBも同様でした。昨年よりも解きやすかったのではないでしょうか。

 

しかし後半の大問は例年通り難問が配置され、時間が取られた受験生が多かったと思います。

 

特に大問4の数列では、年利計算の問題が出題され「解けた人」と「解けなかった人」とで明暗が分かれた問題だったと思います。年利問題は教科書に載っていることが多いですが、問題集に掲載されてない場合もあり、普段から演習を幅広く積んでいた受験生が有利でした。

 

現在、高校1年生、2年生の皆さんは学習の偏りを作らず、問題演習の幅を広く持つようにしてください。基礎に不安がある人は基礎固めを急ぎましょう。基礎力がついてこそ、問題演習に対応できる時間を多く作れます

 

図書館勉強

 

2023年度共通テスト 2日目 理科

 

 

「生物」は問題文の読解が難しく、得点調整された

 

数学の項でも取り上げた「問題文の量」。

生物は、問題文の量が多くなった関係で難しく感じた受験生が多かったのではないでしょうか。また、実験内容を書いた問題文自体が難解で、読み解くのに時間がかかった人は多かったと思います。

 

理科の科目の中で最も平均点が低く出た科目でもあります

 

生物は暗記要素が多いため、暗記科目と捉えられがちです。しかし実際の共通テストでは「まったく初見の」実験問題が出題されるため、問題文をよく読んで条件を整理し「その場で考察」しながら解く必要があります。

 

暗記すれば高得点が取れるという単純な科目では決してありません

 

「化学」は初見問題対応力に左右され、得点調整が実施

 

受験生は大問5の文章量にまず驚いたと思います。また、計算問題がやや難でした。

 

今年度の共通テストは、初見の実験や考察問題にどのように対応するかが得点を左右しました。したがって思考量が多くなり、結果、時間がかかってしまって、タイムオーバーとなってしまった受験生が多かったと予想されます。

 

考察問題は、今年度の例でいえば「グラフのデータを読み取りながら」計算する問題です。こういったグラフのデータは大抵「初見問題」となるよう作問されます。教科書や問題集の演習を通じて、素早く「計算に必要な情報」を読み取って解く演習を普段から行い、対応力を磨いておきたいものです。

 

「物理」は問題文が易しくなった

 

今年度の理科の中で最も解きやすかった科目だと思われます。生物と化学は得点調整が行われましたが、物理は未実施でした。

 

これまで何度も書いてきた「問題文の量」ですが、易しくなった原因は、数学と同様に問題文の量が少なくなったことが挙げられます

 

正直言いまして、問題文の量や、問題文の内容の難しさによって簡単に難易度が変わってしまうのが昨今の共通テストですかといって問われている内容自体が簡単になったというわけではありません今年度の物理は「日常生活にある物理現象」を問う問題が減りました。こういったことも易化につながったと思います。

 

理科は、英語や数学、国語と比較すればどうしても対策が遅めになる生徒さんが多いと思いますが、知識のインプットを終えた後の「問題演習の量をいかに確保するか」が共通テスト攻略の鍵となりそうです。なるべく早い段階で受験対策をスタートさせたほうがいいですね。

 

理科の実験

 

2023年度共通テスト まとめ

 

 

実際の共通テストの時間割の順番で、各科目を分析してみましたがいかがだったでしょうか。

 

総括すると、共通テストで求められるのは

「国語力をベースにしながら、前提となる知識、基礎事項をなるべく早めに習得すること」

「基礎事項を活用する問題演習の時間を多めに取ること」

「その上で、的確に問題文、初見の資料などのデータを読み取る力を養うこと」

以上の3点に集約されると思います。

 

5教科

 

高校1年生、2年生の皆さん。

今回紹介した「共通テスト」の内容で1年後、2年後、自分自身が実際に受ける場面を想像してみてください。

 

高得点が取れる勉強を今していますか?

立ち向かえる準備を今していますか?

 

以下の動画も参考にご紹介します。

 

 

もちろん1年後、2年後の共通テストが実際どうなるかは誰にも予想できません。特に現在高校1年生の皆さんは新しいカリキュラムになっていますので、実情は変化するものと思われます。しかし・・・

 

受験勉強を早く始めて悪いことは1ミリもありません!

 

武田塾青森校では、そんな皆さんのお手伝いができればと思っています。

少しでも気になる方はお気軽に無料受験相談を申し込んでみてください!皆さんそれぞれに合ったアドバイスをさせていただきます。

 

お問い合わせお待ちしております!

 

 

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