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理科の対策!物理、化学、生物、地学の勉強法とは?

皆さんこんにちは。

青森市で大学受験合格を目指すなら武田塾!

武田塾青森校です。

 

英語数学国語と、各科目ごとに特集してきましたが参考にしていただけたでしょうか?

今回は理科4科目(物理、化学、生物、地学)の対策を書きたいと思います。

 

一般に「理系科目」と呼ばれますが、

理系といったら、まずは「数学」という認識があると思います。

しかし、理系を理系たらしめているのは、

それぞれの専門分野「物理」「化学」「生物」「地学」があるからです。

 

※数学はこれら4科目の「共通言語」と言えるでしょう。

※数学の専門分野は「理学」というカテゴリに含まれます。

 

おおざっぱに書くと・・

 

・将来、量子力学の深淵に触れる研究をしてみたい→物理

・環境に優しい素材を開発したい→化学

・生態系について学習したい。医師(獣医師)になりたいetc.→生物

・地質学者になりたい。地震のメカニズムが知りたい→地学

 

例えばこういった専門性、将来像を描いた時、

どの科目を中心に勉強すればいいのかが分かります。

 

厳密には、これら4科目は緊密に関連があって、

単純に分けることはできません(物理と化学を融合した「物理化学」なんてものもあります)

また、受験科目の組み合わせも様々です。

いずれにしても、こういった奥深い学習は大学入学後に学ぶはずです。楽しみですね!

 

それでは、高校段階で学ぶ「物理」「化学」「生物」「地学」、

それぞれの初学者向けの勉強法を記載していきます。

 

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理科の勉強法 物理編

 

 

物理はまず「理屈を理解するのが難しい」科目です。

 

初学の段階 まずは解ける問題を増やそう!

 

物理を勉強する人は、基礎の段階で挫折することが多いです。

前述したように、理屈部分の理解に時間が取られ、そこで力尽きるんですね。

 

しかし、いったん基礎の理屈部分を理解してしまえば、

その延長で問題が解けてしまう科目でもあるので、

公式やパターンを覚えていき、

まずは解ける問題を増やしていって、増やす中で理屈を理解していく」

というスタンスを取りましょう。

 

縦割りの学習でいこう!

 

「力学」「波動」「電磁気」「熱力学」「原子」

それぞれの分野ごとに独立性が高いので、縦割りでの学習が可能です。

Aという参考書で「力学」を終えたら、Bという参考書で同じように「力学」を解く、

といった具合です。

 

さらに言えば、物理では明らかに頻出とされる分野があって、

「力学」>「電磁気」>「波動」=「熱力学」>「原子」の順に問われますので、

優先順位を立てて学習をすることも可能です。

※ただし、志望校によっては、まんべんなく聞かれることもあります。

 

理屈はどう理解していくか

 

初学段階においては、公式やパターンを覚えて、解ける問題を増やすことが大事でした。

しかし、実際の入試問題を解くためには、

「問題文の条件から、使うべき知識を組み合わせて解く」ことが求められます。

よって、単なる解法の暗記だけでは、いずれ限界を迎えます。

初学段階から抜け出し、

単なる「暗記」から「理屈の理解」へと繋げていくことが重要です。

 

解ける問題を増やした後は、

「その問題の解き方の理屈を理解」するようにしましょう。

 

幸いにして物理は、縦割りでの学習が可能なので、何度も復習が可能です。

復習をしていく中で、

解法を「覚えた」→やってみたら「解けた」→解法の「理屈が理解できた」

このサイクルで何度も確認していく中で、理屈部分を理解していきましょう

 

初学者向け参考書

 

初学者向けにお勧めなのは「宇宙一わかりやすい高校物理」シリーズです。

 

宇宙一わかりやすい高校物理_力学波動編

 

物理の参考書は、

数学の基本的な知識(三角比など)を必要とするものが多いのですが、

「宇宙一わかりやすい高校物理」シリーズは図やイラストをふんだんに用いて、

様々な物理現象をイメージで捉えやすいように書かれています

 

この参考書は、講義の部分、別冊の問題集の部分で構成され

1冊で「縦割り学習」が可能となっています。

 

物理の勉強方法まとめ

 

うろ覚えで解いても解ける問題の数は増えません。

全範囲を一巡しようして、全て中途半端になるよりも、

「力学」「波動」「電磁気」「熱力学」「原子」

1分野ずつ区切って学習し、分野ごとに極めていきましょう!

 

理科の勉強法 化学編

 

 

物理が、1分野ごとに縦割りで学習していくのがベストな科目なのに対して

化学は「内容全てを理解してから」、

それぞれの知識を組み合わせて解いていく科目です。

 

正直いって、全範囲を1周しただけでは成績は上がりません。

なかなか上がらなくて忍耐力を要求されますが、

2周目以降になってから、一気に伸びていきます。

最初の1周目の段階で萎えないようにしてください!

 

私自身の経験から言うと、ある時

化学は「比例の関係性」を扱った学問であると気づいて、

それ以降、とても楽しい科目となりました。

 

全科目に共通して言えますが、

「苦手意識を持っていても”楽しい”と思えること」

これが重要です!

 

初学の段階 化学基礎の習得

 

化学の問題を解くための最低限の知識が「化学基礎」としてまとめられています。

まずは化学基礎の範囲を覚えましょう

 

頭ごなしに定義だけがさっと紹介されて、それが何のために役に立つのか、

最初は分からないことだらけだと思います。

例えば「電気陰性度」「電子親和力」「イオン化エネルギー」といった用語ですが、

基礎の習得中は、こういった用語の定義をさっと覚えましょう。

 

初学の段階では、深みにはまりこむ必要はありません。

2周目以降に備えて、1周目で疑問がわいたらメモしておきましょう。

このメモ書きは後で絶対に役立ちます!

 

化学基礎から化学へ

 

化学基礎で定義を理解していれば、化学への入りもスムーズです。

 

化学の勉強を進めていくと、化学基礎で覚えた定義が生かされていきます。

また、化学基礎の勉強中にメモ書きしたものを見返してみると、

疑問としてメモしていた部分が、わかるようになっていくはずです。

「何に使うのかわからなかった定義」が次第にわかるようになります。

 

初学者向け参考書

 

「すぐ終わる」ことをうたい文句にしている参考書は避けるべきです。

なぜなら、そういった薄い参考書は、解説が不親切だからです。

解説が少なければ、知識を嚙み砕こうにもかみ砕けません。

あれこれ調べて、かえって時間がかかります。

 

宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ

 

お勧めは「宇宙一わかりやすい高校化学」シリーズです。

 

かなり分厚い参考書ですが、

見開きページの片側が説明文、もう片側がイラストになっており、

そんなに身構える必要はありません。

 

この参考書は、前述した化学のさまざまな定義が詳しく説明されています。

化学はまず一通り全範囲の概要をつかみ、2周目以降で学力が上がる科目です。

本シリーズを何周も繰り返しましょう

 

化学の勉強方法まとめ

 

化学基礎をベースに学習し、一通りの知識を入れること。

次に理論化学、無機化学、有機化学といった各論の勉強の中で、

化学基礎で紹介されていた定義の理解を深めます。

 

身近な日常生活に置き換えて考えられるようになると、

あなたは「化学好き」の入り口に立っています。

金属加工、お米の調理、梅酒の作り方などなど、日常生活は化学のネタで一杯です。

ぜひ好きになってみてください!

 

理科の勉強法 生物編

 

 

生物は、文系志望や医学系の第2科目に選ばれることの多い科目です。

 

メインは暗記だが・・・

 

個別学力試験に、穴埋め問題を好んで出題する大学も多く、

一見、暗記系の科目かと思いがちですが、

暗記以外にも「計算」「実験考察」「論述」などの力が要求されます。

しかし、こういった3技能が暗記をベースとしているのは確かです。

 

では暗記はどのようにするのがベストなんでしょうか?

 

使える暗記と使えない暗記がある!

 

結論から言うと、

用語だけ覚えるのが「使えない」暗記です。

一方、

周辺情報に覚えるべきヒントのフレーズがあり、

それを踏まえて覚えるのが「使える」暗記です。

 

ヒント部分とセットで覚えるようにしましょう!

 

また、生物は図が非常に多いので、

自分で描けるように頭の中でイメージ作りをすることも大事です。

 

これらに2行程度の論述、遺伝などの計算問題が解けるようになれば、

大半の大学は対応が可能となります。

 

したがって、ぜひとも「使える」ほうの暗記をしてくださいね。

 

初学者向け参考書

 

用語暗記に特化した参考書としてお勧めなのは、

「必修整理ノート」シリーズです。

 

必修整理ノート生物基礎

 

生物基礎→生物と進みましょう。

この参考書は暗記項目の整理に非常に有用なのですが、

解説があまり詳しくありません。

講義系の参考書で解説を補いながら学習を進めましょう。

 

講義系としてお勧めなのは、

「面白いほどわかる本」シリーズです。

 

山川の生物基礎が面白いほどわかる本

 

こちらも必修整理ノートの進度に合わせて、

生物基礎→生物と進みます。

 

医学部など、最難関大学を目指す方は、

講義本に「生物合格77講」のほうをお勧めします。

 

生物合格77講

 

生物の勉強方法まとめ

 

生物は、難関大学を除くと、計算が少なめの理系科目です。

したがって文系の生徒さんもよく選択する科目ですが、

冒頭にも述べたように、

単なる用語の暗記だけでは、まったく解けないと思ってください。

単純な穴埋め問題であっても、

その文章の前後が理解できなければ解答を書けません。

 

例えば「浸透圧」という用語を覚えたとして、

関連して

「半透膜」や「溶媒」「溶質」「浸出」といった用語の意味が不明なのであれば

「使えない」暗記となってしまっています。

 

繰り返しになりますが、

ヒント部分とセットで覚えるようにしましょうね。

 

理科の勉強法 地学編

 

 

理科科目のラスト、地学です。

 

書店に行くとわかりますが、

英語の参考書だと、棚を一つ占拠するくらい種類があります。

しかし地学は、その参考書の有無すらわからない。

 

参考書で独学を推奨する武田塾ですが、

そんな武田塾が最も手ごわいと思う科目が地学です。

なぜなら「参考書自体が少ない」からです。

 

地学攻略のカギとは?

 

理科科目に共通するのは「覚えた知識の活用」にあります。

地学もその例外ではありません

 

まずは導入の知識インプット用として

「きめる!共通テスト 地学基礎」をお勧めします。

 

きめる!共通テスト地学基礎

 

さて、さきほど「覚えた知識の活用」が重要だと述べました。

「きめる!」シリーズでインプットした知識は、

問題集でアウトプットして初めて本物の力となります。

この参考書は問題も掲載されていますので、

基礎分野の知識を確実なものにしましょう。

 

次に地学基礎→地学へと進めたいところですが、

実践問題集がほぼ皆無の地学。

有用な参考書が増えることを切に願って止みません。

 

実はもう一つ参考書があります。

何を隠そう「志望校の赤本」、過去問です。

 

地学攻略のカギは過去問にあります。

 

「問題を解く」→「解説を読む」→「理解する」

といった流れは他の教科の過去問にも通じる話です。

ここへさらに「出題者の意図を見抜く」を付け加えましょう。

 

「何が問われているのか」

「どういったことを理解してほしいのか」

「どう『引っ掛け』ようとしているのか」

 

これらを意識して過去問を解くことで、

演習量が限られていても、受験への対応力をUPさせることができます。

 

地学の勉強方法まとめ

 

まずは地学基礎を固め、土台を作りましょう。

参考書の種類が少ないですが、

志望校の過去問をよく分析し、出題者の意図を見抜く訓練を積みましょう。

 

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