みなさんこんにちは!武田塾尼崎校です。
今回は共通テストの数学Ⅰ・A/Ⅱ・B , Cの対策についてお話ししていこうと思います。
はじめに
まず前提としてなのですが、数学共通テストの新課程について確認して行きましょう!
【 Ⅰ・A 】
第1問(1)「数と式」
(2)「図形と計量」
第2問(1)「二次関数」
(2)「データの分析」 選択問題がなくなる
第3問「図形の性質」
第4問「場合の数と確率」
選択問題がなくなり何に影響が出たかと言うと、整数がなくなったと言うことです!
つまり、整数の対策は共通テストにおいては必要ではなくなります。
【 Ⅱ・B・C 】
まず試験時間が60分から70分に増えました。
第1問「三角関数」
第2問「指数関数・対数関数」
第3問「微分・積分の考え」
第一問から第3問は必答です。
第4問「数列」
第5問「統計的な推測」
第6問「ベクトル」
第7問「平面上の曲線と複素数平面」
第4問から第7問はこの中から3問答えます。
そして、文系の受験生に関しては「数列」「統計的な推測」「ベクトル」を選ぶのが一般的で、理系の受験生は、
「数列」「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」を選ぶのが一般的であると思います。
今まで時間がとても厳しい試験だったと思います。
さらに数学Ⅱ・B・Cに関しては大問も増えていますが、それに対して10分しか増えていないのでより時間が厳しいテ
ストになると予想されます!
時間に関しての対策方法も紹介していくのでぜひ最後まで読んで下さい!
共通テスト数学 参考書ルート
今から紹介する参考書は数学Ⅰ・A/Ⅱ・B・Cでそれぞれ共通です。
やっていく流れとしては、「数学入門問題精構」→「数学基礎問題精構」→「短期攻略共通テスト数学基礎編」
→「きめる!共通テスト数学」→「センター試験の過去問」「共通テストの過去問」→「共通テスト数学予想問題集」
といった流れで進めていって欲しいです。
「数学入門問題精構」「数学基礎問題精構」では、共通テストとは関係なく基本的な解き方を学んでください!
そしてその次に「短期攻略共通テスト数学基礎編」ですが、この参考書はスピードアップには欠かせないものです!
計算練習の感覚で手が自動で動くように一問ずつ処理できるようにこの参考書を使ってください!
「きめる!共通テスト数学」では、考えさせる問題を攻略する方法が記載されています。
この参考書の前半は基礎的な内容を扱っており、そこからステップアップ方式で後半では共通テスト特有の考えさせ
る問題が記載されてます!
なのでこの参考書は全受験生必須でやって欲しいです!
地方国公立レベルやMARCHレベルの参考書を使っている人でもやるべき?
「数学入門問題精構」「数学基礎問題精構」を、やっていて地方国公立レベルやMARCHレベルの参考書を
使っている人でも、共通テストで稼ぎたい人はぜひ「きめる!共通テスト数学」をやって下さい!
そして「短期攻略共通テスト数学基礎編」もやって欲しいです!
共通テストの瞬時に解けないといけない問題をきちんと瞬時に解いてできるだけ時間を作るべきです。
なぜかと言うと文章を読まないといけないので秒速で解けないといけない処理問題に時間を奪われてしまったら文章
問題の文章が読めず絶対に解けなくなってしまうからです!
なので共通テストを受ける受験生は全員「短期攻略共通テスト数学基礎編」で計算力を身につけて時間を稼ぎつつ、
「きめる!共通テスト数学」で難問への思考力を高めていって欲しいです!
数学は縦に解いて対策していく
共通テストルートで数学を頑張っている人は、「2次試験ではないですが、共通テストでは使います」「なんとか数学
の底上げをしたい」みたいな人が多いと思います。
その人たちに向けてどうやったら最短で得点化ができるのかについてお話ししていこうと思います。
実際にどうやったら最短で得点化ができるの?
実際にどうやったら最短で得点化ができるのかについてなのですが、それは「分野ごとに稼ぐ」別名「縦に解く」と
いう方法です。
共通テストの数学でどこが自分にとって解きやすいかと言う得意分野から稼ぎに行くという手段もあるし、「得意分
野が特にない」という人は一般的に稼ぎやすいとされる大問単位で得意にしていきます!
例えば数学Ⅰ・Aの大問が先ほど言った通り
【 Ⅰ・A 】
第1問(1)「数と式」
(2)「図形と計量」
第2問(1)「二次関数」
(2)「データの分析」
第3問「図形の性質」
第4問「場合の数と確率」
こういった構成になっていたら、この中で1番対策がしやすいのは二次関数だと思います。
そしてまずは二次関数を選ぶと決めたら、「数学入門問題精構」「数学基礎問題精構」「短期攻略共通テスト数学基
礎編」の二次関数を「二次関数特化week」といった形で1週間程度で対策をして欲しいです。
そして、「きめる!共通テスト数学」と「センター試験の過去問」の二次関数の大問だけを解き仕上げて下さい!
そうする事で数学が苦手な人でも「⚪︎⚪︎と⚪︎⚪︎と⚪︎⚪︎をおさえたら解ける!」といったような解ける感覚を身につけ
ることができます!
このように自分が得点できる分野を正確に見極めて全体の得点の底上げをするために対策をする方法を「縦に解く」
と言います!
自分にとって伸び代がある分野を見つけて、「数学入門問題精構」「数学基礎問題精構」「短期攻略共通テスト数学
基礎編」「きめる!共通テスト数学」「センター試験の過去問」を一貫してその分野だけを縦に解くといった勉強法
を数学が苦手な人はぜひ取り入れてみてください!
数学は根本的な理解が重要
次に根本的な理解が大事という話をしたいと思います。
私大や国公立の2次試験は「この問題が解けますか」という出され方をしますが、共通テストはむしろ私大や国公立の
試験よりも、基礎の理解度を重要視する傾向があります。
共通テストの形式的にも「花子さんの解答」みたいな感じで解答を指摘するような形式の問題もあり、とにかく数学
をただ解けるだけではなくて、理解した上で解く力がとても求められています。
各事象や公式を説明できる状態まで行っていないとなかなか高得点は難しいと考えます。
そこで、共通テスト数学における「数学入門問題精構」の重要性を皆さんにお伝えしたいと思います!
数学の根本を理解するには「入門問題精構」が重要!?
この参考書では、そもそもの分野の説明や解き方の説明がとても充実しています。
それをしっかり読み込んでいることで共通テストに太刀打ちできるようになると考えます!
私大や国公立の問題よりも共通テストの数学の方が基礎の重要性を問う形式になっています。
そして今まで問題だけを解いてきた人は共通テストの本質を聞く問題というのが普段の問題集にはない形で聞かれる
ので苦戦すると思います。
だからこそ「数学入門問題精構」の講義の部分や理解の部分をとても大事にして欲しいです!
共通テスト数学の仕上げの対策
最後に共通テスト数学の仕上げの対策方法についてお話ししていきます。
その対策法としては、時間配分の問題だと思います。
数学Ⅰ・A/Ⅱ・B・Cに関しては両方ともかなり試験時間がタイトになると予想されています。
私自身も時間配分ではかなり手こずり本番でもやはり、時間配分がしっかりできなくて最後見直しがほとんどできな
いという悔しい結果で終わってしまいました。
そうならないためにまず最初にやって欲しいことは、「時間無制限であれば何点取れるのか」を確認して下さい。
時間無制限では8割取れていても模試を受けるとミスをしてしまうパターンというのが、できない問題に時間をかけす
ぎて後半のできる問題で点数を落とす現象が多発してきます。
例えば「数学Ⅰで苦戦して数学Aはノータッチでした」みたいな感じになってしまうと、数学Aにすごい自分にとって解
きやすい問題があって稼ぎどころだったのに、その前に試験が終了するということが起きてしまいます。
そのため、演習段階からどの分野で点数を稼ぐのかや苦手分野が出た際の見切りについても考えておくことがとても
大事です!
「共通テスト実践模試数学」「共通テスト実戦問題集」「共通テスト総合問題集数学」といった参考書で時間のトレ
ーニングを行ってみて下さい!
70分という制限時間内でどうやって自分の実力を発揮するのか、わからない問題を見切る力をつけるスキルもこれら
の問題集で身につけることができると思うのでぜひこの参考書を使って対策してください!
まとめ
数学が苦手な人でも分野ごとに固めればしっかり伸びるのが数学です!「数学入門問題精構」で原理原則を理解することも大事ですし、「短期攻略共通テスト数学基礎編」で瞬時に解けるようにする対策も「きめる!共通テスト数学」で考えさせる問題の攻略を学ぶことも大事です!
①共通テスト数学は基礎の理解度が求められる
②分野ごとに対策を進めて点数を稼ぎつつ見極めも重要!
③制限時間内で最大限に実力を発揮できるように対策する!
以上のことをしっかり頭に置き勉強に励んでください!