「浪人しても成績が伸びないって聞くけど実際どうなの？」
「浪人ってなんで成績が伸びないの？」
「浪人が成績を伸ばす方法ってなに？」
あなたは今、こんなことを考えていませんか？
浪人をすることは、現役のころに比べると学校がない分、勉強時間も圧倒的に増え、成績もぐんと伸びると思いがちですが、
様々な要因から伸びない人がいたり、伸びるどころか成績が下がる人もいます。
成績が伸びず、現役のころよりも合格できる大学のレベルが下がってしまったら、予備校や参考書にかかった費用や１８歳、１９歳という貴重な１年、さらに勉強の頑張りもすべて水泡に帰してしまいます。
そこでこの記事では、現役東大生であり、武田塾秋葉原校のスタッフである鶴山が
浪人の成績が伸びないのはなぜか解説します。
この記事を読めば、
浪人の成績が伸びない理由、その改善方法など完全にわかります。
この記事があなたのお役に立ちましたら幸いです。
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浪人は成績伸びないって本当？
浪人は次の受験まで1年間あるため、成績がかなり伸びるかと思いきや、実際はそこまで伸びない人が多いのが現実です。
厳密にいうと伸びないわけではなく、「現役のころに比べると伸びが目に見えない」のです。
現役のころは新しいことを学びながら並行して受験勉強をすることになるため、新しい単元を学習すればするほど点数の上昇に繋がりますが、
浪人の場合は既に受験に必要な内容の学習はひとまず終わっている状況jからスタートになります。
100を単元の完全な習得とするのであれば、現役生は0→75、浪人生は75→85といようなイメージですね。
当然浪人生の中でも75→75、75→70といったように伸びない、もしくは下がってしまう人もいますので、それも相まって伸びないというイメージになるのでしょう。
なぜ浪人は思ったより成績伸びないの？
浪人の成績が伸びづらい原因はいくつか挙げられます。
1つめは、「1年もあるし、大丈夫でしょ」と言ったような油断をしたり、モチベーションが続かずダラダラと勉強してしまうことです。
現役のころよりも焦りがない分、じっくりと取り組める反面、成績向上へ貪欲でなくなってしまう傾向もあります。
2つめは、内容としては1つめと若干被りますが、予備校などに通っている場合は同じ予備校内で浪人仲間ができることが多く、
予備校が高校に通っているのと同じ感覚になってしまい、勉強に身が入らないことです。
予備校の休み時間や自習に使える時間に予備校を抜けだしたり、廊下で長時間雑談している浪人は、もはや浪人している意味を忘れてしまっているのでしょう。
3つめは、真面目な浪人にが陥りやすいのですが、前年度受験の直前の学習内容を引きずってしまい、応用にばかり挑戦してしまうことです。
得点が伸びない理由は応用ができないから応用を頑張る、というのはわかりますが、応用ができないのはそもそも基礎の部分に抜けがある可能性が高いです。
これは3つの中で一番自分で気付きにくいため、浪人が頑張っているのに成績が伸びないと悩む原因になっています。
浪人で成績を伸ばす方法
浪人で成績を伸ばすには、現役と同じ学習を繰り返すだけでは成績はあがりにくいです。
入試問題を振り返り自分の弱点を探し、単元にあわせて基礎からやるのか、応用に取り組めるレベルなのかしっかり把握することが重要です。
また、現役の時は新しい内容をどんどん詰め込んで、演習をして、という流れを繰り返してきたかと思いますが、
浪人の場合、この流れで勉強してしまうとロスが多くなってしまいます。
すでに覚えた単元においてはインプットの作業をする必要はありません。必要なのは「インプットが出来ていない部分はどこかを探す」ことです。
そのためにはインプットではなく、アウトプット、つまり問題をすべての単元で解いてみることです。
この作業は浪人が決まった時点から1か月程度で行うのが理想ですね。
現役に対して浪人生の強みは基本的には受験に必要な一通りの単元の学習が済んでいるという部分。
つまり予備校などで現役生と同じように授業形式の講座を無理にたくさん取らずに、自分に必要な単元に絞って講座を取り、それ以外は自分の学習状況に合わせて参考書などをフル活用して自分の知識を増やすことができるということです。
気を付けるべきは参考書をきちんとやりきらずに別の参考書での学習を始めてしまうことです。
やりきらない部分があるというのは「出来ない単元を発見できない」「苦手な部分から逃げる」というマイナス面がありますので、次の参考書に進む前に『この参考書は隅から隅まで全部わかるぜ！』というレベルまでもっていきましょう。
浪人生 成績伸びないまとめ
ここまで浪人生の成績が伸びづらい理由とその対処法を解説して参りました。
色々と書きましたが、受験での一番の難敵は自分です。
人間誰しもキツいこと、楽しくないことはやりたくありません。でもそれはあなただけではありません。受験生全員が自分と戦っています。
やるか、やらないか、歯を食いしばって取り組むか、諦めるか。浪人をするという決意をしたのであればその覚悟は最後まで貫き通しましょう。
その覚悟を持ったうえで、解説したことを実践すれば成績はおのずと伸びていくはずです。
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