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【大学受験】共通テストはどう変わる?? わかりやすく徹底解説!

こんにちは「武田塾 秋葉原校」で講師を務める常盤です!

今回は、試験まで半年をきった「大学入試共通テスト」をテーマにお話ししていきたいと思います。

 

大学入試共通テストを徹底解説!

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今年度から、これまで行われていた「センター試験」に変わり「共通テスト」が実施されます。

 

その「共通テスト」を以下の4つの項目に分けて説明していきます!

①共通テストの特徴(問われる力)

②センターとの違い(変更点)

③共通テストのスケジュール

④共通テストの対策の仕方と方法

 

 

①共通テストの特徴(問われる力)

独立行政法人大学入試センターが公開しているWebサイトを参照しています。

 

1.大学教育の基礎力となる知識・技能や思考力、判断力、表現力等を問う

「平成 2 1 年告示高等学校学習指導要領において育成することを目指す資質・能力を踏まえ、

知識の理解の質を問う問題や、思考力、判断力、表現力等を発揮して解くことが求められる問題を重視した問題作成を行います」

としており、センター試験に比べてより「考えさせる」問題が多く出題されると推測できます。

 

2.各大学が実施する試験との適切な組合せによる大学入試の個性化・多様化

「大学入学共通テストを利用することで、小論文、面接等を実施する大学や学校推薦型選抜、

帰国生徒選抜・社会人選抜を実施する大学が増えています。

このように、大学入学共通テストは大学入試の個性化・多様化に貢献しています。」

上記のことから、共通テストの結果を用いた利用入試が今後ますます広まると考えられます。

そのため、私立大学専願の方も共通テストを活用した入試戦略を立てる必要があると思います。

3.国公私立大学及び公私立短期大学等を通じた入試改革

「国公私立大学・短期大学等の利用数は、令和 3 年度入試では、8 6 7 大学・短期大学である(令和 2 年 3 月 3 1 日現在)。」

4.アラカルト方式による各大学に適した利用

「大学入学共通テストでは、利用教科・科目を各大学が自由に指定できるアラカルト方式により、

各大学がその大学・学部に必要な教科・科目を指定することができます。」

 

アラカルトとは、レストランなどで使われる言葉で「メニューから好みの物を選んで注文する料理」という意味があります。

センター試験時に比べて、大学側の裁量が広がったと考えていいと思います。

これらを踏まえると各大学ごとで利用できる科目が異なる可能性があるため、

自分が志望している大学の情報はしっかり収集する必要があります。

 

②センターとの違い(変更点)

下記の表は共通テストの出題教科・科目の一覧です。

教科 出題科目 備考 試験時間
国語 「国語」 「国語総合」の内容を出題範囲とし、近代以降の文章(2問100点)、古典(古文(1問50点)、漢文(1問50点))を出題する。 80分(200点)
地理歴史

「世界史A」

「世界史B」

「日本史A」

「日本史B」

「地理A」

「地理B」

10科目から最大2科目を選択解答(同一名称を含む科目の組合せで2科目選択はできない。受験科目数は出願時に申請)。
『倫理、政治・経済』は、「倫理」と「政治・経済」を総合した出題範囲とする。
1科目選択 60分(100点)
2科目選択*1 解答時間120分(200点)
公民 「現代社会」
「倫理」
「政治・経済」
『倫理、政治・経済』
数学 ① 「数学Ⅰ」
 『数学Ⅰ・数学A』
2科目から1科目を選択解答。
『数学Ⅰ・数学A』は、「数学Ⅰ」と「数学A」を総合した出題範囲とする。「数学A」は3項目(場合の数と確率、整数の性質、図形の性質)の内容のうち、2項目以上を学習した者に対応した出題とし、問題を選択解答させる。
70分(100点)
② 「数学Ⅱ」
 『数学Ⅱ・数学B』
 『簿記・会計』
 『情報関係基礎』
4科目から1科目を選択解答。
『数学Ⅱ・数学B』は、「数学Ⅱ」と「数学B」を総合した出題範囲とする。「数学B」は3項目(数列、ベクトル、確率分布と統計的な推測)の内容のうち、2項目以上を学習した者に対応した出題とし、問題を選択解答させる。
60分(100点)
理科 ①「物理基礎」
 「化学基礎」
 「生物基礎」
 「地学基礎」
8科目から下記のいずれかの選択方法により科目を選択解答(受験科目の選択方法は出願時に申請)。
A 理科①から2科目
B 理科②から1科目
C 理科①から2科目および理科②から1科目
D 理科②から2科目
【理科①】
2科目選択*2 60分(100点)
【理科②】
1科目選択 60分(100点)
2科目選択*1 解答時間120分(200点)

②「物理」
 「化学」
 「生物」
 「地学」

外国語 『英語』
『ドイツ語』
『フランス語』
『中国語』
『韓国語』

5科目から1科目を選択解答。
『英語』は、「コミュニケーション英語Ⅰ」に加えて「コミュニケーション英語Ⅱ」および「英語表現Ⅰ」を出題範囲とし、

「リーディング」と「リスニング」を出題する。「リスニング」の問題音声が流れる回数は、1回読みのものと2回読みのもので構成する。

●『英語』*3
【リーディング】
80分(100点)
【リスニング】
解答時間30分*4 (100点)
●『英語』以外
【筆記】
80分(200点)

※赤字の箇所はセンター試験とは異なる点を示しています。

 

次に変更点のポイントをまとめて解説していきたいと思います!

  センター試験 大学入試共通テスト
出題形式 マーク式 マーク式
問われる力 「知識」「技能」 「知識」「技能」+「思考力」「判断力」「表現力」
試験時間 数学Ⅰ・A:60分 数学Ⅰ・A:70分
英語の出題内容 文法・長文読解・リスニング 長文読解・リスニング

 

特に注目したいのが英語の変更点です!!

センター試験での配点は

リーディング:200点

リスニング:50点   でした。(比率にすると1:4)

 

共通テストの配点は

リーディング:100点

リスニング:100点 になっています!(比率にすると1:1

 

つまり、センター試験に比べて共通テストでは「リスニング」をより重視していると言えます。

そのため、リスニングの対策はこれまでよりもずっと必須になっています。

 

また、センター試験では出題されていた文法問題が共通テストでは単体で出題されなくなりました。

しかし、図や表を使用した読解問題が多く出題されます!

 

③共通テストのスケジュール

9月1日〜:「受験案内」配布開始(志願票や検定料の振込書が添付されている)

       ⬇︎

9月28日〜:「出願」
10月8日

       ⬇︎

1月16・17日:共通テスト当日

       ⬇︎

2月下旬:「国公立大学前期日程」

       ⬇︎

3月上旬:「公立大学中期日程」

       ⬇︎

3月中旬:「国公立大学後期日程」

 

以上が大まかな日程となっています。

出願忘れがないよう、十分注意してスケジュール管理を行いましょう!

 

④共通テストの対策の仕方と方法

前提として、センター試験と対策の仕方は大きく変わらないと考えます。

方法としては、まず共通テストの問題を購入し一度解いてみることをお勧めします。

自分の目でセンターとの違いを確認してみてください。その後答え合わせを行い、自分の弱点を分析してください。

最後に苦手分野を参考書や教科書を使って復習しましょう。

(加えて1週間後くらいに、同じ問題を解いてできるようになったかを確認してみてください)

 

 

②の変更点で言及しいているようにリスニングは昨年以上に対策が必要となってきます。

下記ではリスニングに絞って対策方法を説明していきたいと思います。

 

リスニング対策法を簡単にご紹介!

①リスニングを一度解く

②答え合わせ(解答・解説を読み込む)

③間違えた問題をもう一度解き直す

④「③」で間違えた問題をチェックし、音声を携帯端末に保存する

⑤「④」で保存した音声を繰り返し再生し、耳に慣れさせる

⑥「④」の音声の後に続いて、シャドーイング(発声)を行う

 

①〜⑥を3日ほどかけて行えば、絶対に同じ問題は解けるようになります!

ぜひ、実践してみてください。

 

 

まとめ

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センター試験と比べて「共通テスト」は

「考える力」=思考力、判断力、表現力 が求められているといえます。

 

また、変更点でいうと「英語」が大きく変わったと言えるので、

この記事を参考にしっかりと計画を立てて受験に向けて学習を進めていきましょう!

 

 

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