みなさんこんにちは。
武田塾明石校です。
まだまだ新型コロナウイルスの終息が見込めない中、濃厚接触者になってしまったりで、自宅待機を余儀なくされる人も居ますよね。学校の補習や塾、自習室に来ることが出来ず、仕方なく自宅で勉強を...という状況に直面した場合、一体どのように勉強時間を確保すれば良いのでしょうか。
今回は、自宅学習でも挫折しないために大切なことについてお話したいと思います!
自宅学習の極意
よく、自宅学習は挫折しやすいということを耳にするかもしれませんが、必ずしもそんなことはありません。もちろん、図書館や自習室とは違って、自宅には誘惑がいっぱいです。しかし、自宅で勉強していても、集中し、質の高い勉強が出来ている人も中には居るのです。明石校では、夏休み期間中、朝10時から自習室を開校しています。普段は、13時開校です。塾生である既卒生達に、「それまでどうしているのか」と伺ってみたところ、図書館や自宅で勉強してから来ているという人がほとんどでした。朝起きてから、時間を確保して勉強出来ていることは素晴らしいです。自己管理が行き届いている証拠ですね!
それでは、本題の自宅で勉強する極意について紹介していきます。
①まず机に向かう…とにかく始めよう!
自宅学習:悪い例
・布団からなかなか出ない…
もちろん、睡眠時間は確保してください。十分な睡眠は必須ですが、目覚めてから布団の中でスマホをだらだらといじったりする、昼間で寝てしまっているなど、こういった状況の人は注意してください。
・もうちょっとしたらやろうと、今やらない…
勉強のスタートをどんどん後ろに延ばしてしまう人は多いです。目が覚めたら少しでもいいので(簡単なものでも構いません)まずは机に向かって勉強することです。休み期間中などは、「気が付いたら何もしていないのにお昼!」なんてことがありませんか?その数時間を毎日重ねれば、結果的なロスはかなり大きいものになりますよ!
②勉強時間の配分を意識する…楽に9時間勉強する方法がある!
勉強時間の配分例
・午前中12時までに3時間
・午後13~16時で3時間
・夜18時から3時間 計9時間
これなら普通に休憩が取れるので無理なく9時間勉強ができます!普通に考えて、毎日9時間勉強できたら凄くないですか?一見凄い時間のように思えますが、こうして区切って見てみると、それほど大変ではないように思えるはずです。まず、午前中の3時間が、1日9時間勉強の達成には必要です。多くの人にとって、一番達成が難しいポイントかもしれませんね!
ただし、勉強習慣がついていない間は、無理に9時間以上やらない方がいいです。だいたい1日でバーストしてしまいます。継続しないと意味がありませんからね!
③その日で終わる目標を決める!
例)英単語の場合
何個やって何ができるようになったらクリアなのかを決める!単に「英単語を勉強しよう」だったら達成しづらいからです。
【武田塾の英単語:目標とクリア条件例】
・1語1訳が即答できたら
・1日100個
「できた」の基準を決めないと、単語を勉強するという点に関しては単語帳を眺めているだけでも成立してしまいます。
「その日で終わる」ということは、言い方を変えれば「無理な目標を立てない」ということです。無理な目標を立てても、挫折しては意味がありません。確実にやり切れる量を目標にしてください。
④確認の機会を多くする…頻繁にテストをする
「できた」と思っていても出来ていなかったり、一旦はできていてもすぐ抜けちゃうことは多いですよね。この対策は?
・覚えている時にするテスト
単語100個を「1語1訳で即答できる」レベルに仕上がっていたら、2~3分で確認(テスト)が終わります。
単語を覚えた⇒数学の問題を解く⇒単語へ戻って覚えた範囲をテスト 忘れちゃう前に頻繁にテストをしましょう。
確認せずに、身についていない状態で先に進んでしまうことが、一番危険です!誰かに確認してもらえるならいいですけど、完全に定着するまでは、テストを繰り返しましょう。
⑤目視以外の音読や書く勉強をする…目だけだと頭に入りづらいことがある。
現代文を読む時に音読すれば、読み飛ばしはできません。目視では意外と読み飛ばします。数学も記述していない人は、結構ケアレスミスが多いです! 音読や書いて、ミスをする機会を作って、2度と同じミスをしないための経験を積みましょう。
音読は、学校や自習室では周りが気になります。自宅学習しかない今だからこそ、やってみると意外な発見があるかもしれませんよ。
記述は、数学の場合、目でOK!と判断しても、いざ書いてみると書けないものです。英語の場合も、訳せると思っていても書いてみたら訳にならないことも… 日本史の語句も、漢字では書けなかったり…
自宅学習では、他人と見比べる機会が無いので、自分の勉強が正しいかわかりづらいです。目標もだんだん甘くなりがちです。ですから本当にできたか、厳しめにチェックをすることが大切です!
最後に
いかがでしたでしょうか?
武田塾では「勉強は量よりも質、回数よりも正解率」といつも豪語していますが、我々も人間です。日々の勉強の中で、どうしてもやる気が出ない日ってありますよね。
実際、ときどき塾生に「先生も受験生の時はやる気がでない日ってありましたか?そういうときはどうしていましたか?」と質問されることがあります。そんなときはもう「質」だの「正解率」だの言ってられません。とにかく机に向かいましょう!とにかく座って参考書を開いてください。大して先に進めなくても構いません。覚えられた単語が5つだけでも構いません。とにかく、何かしらの成果が得られたのならそれで良しとしましょう!
受験勉強では、メンタルの維持も鍵となってきます。行き届いた自己管理は大事ですが、自分に厳しすぎるあまり、崩壊してしまっては本末転倒です。ときには、柔軟に対応することも大切ですよ!
みなさん頑張ってください!