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【現状】3つの大学の医学部医学科の入試を比べてみました【武田塾会津若松校】

 

カレンダー女

 

こんにちは!

あとちょっとで2019年ももう半分...

で、おなじみ武田塾会津若松校です!

 

 

今回は「医学部受験」をテーマとした

ブログです。

 

これからも医学部に合格しようと

日々努力している皆さんの力に

なれるように、問題分析などを

ブログにしていきたいと思っていますが、

今回は

「様々な受験方式と医学部受験の今」

について

・3つの大学の医学部医学科の入試を紹介

・医学部受験の現状

の2つを中心に話していきたいと思います。

 

 

3つの大学の医学部医学科の入試を比べてみました

 

今回は医学部医学科の入試にも色々な

ものがあるということを知ってもらうために、

東北大学秋田大学、そして九州大学

医学部医学科の入試をご紹介したいと思います。

※すべて2019年度の入試の要綱のものになります。

 

 

東北大学医学部医学科

 

まず最初に紹介するのが

東北大学です。

 

最初にセンター試験で使う科目に

ついてです。

 

国語

世界史B・日本史B・地理B・倫理&政治経済

 から1つ

③-1数学ⅠA(必須)

③-2数学ⅡB・簿記&会計・情報関係基礎から1つ

 ※数学ⅡBを高校で履修していない場合などの

  例外を除き原則「数学ⅡB」

物理・化学・生物から2つ

英語・ドイツ語・フランス語・韓国語

 中国語から1つ

 

5教科7科目、すべて50点に換算され

250点です。

 

 

続いて個別日程ですが、前期のみの

紹介としたいと思います。

 

数学ⅠⅡⅢAB(150分)

物理&物理基礎・化学&化学基礎・

 生物&生物基礎から2つ(150分)

英語・ドイツ語・フランス語から1つ

 (100分)

面接

 

こちらは各250点+面接200点

計950点になります。

 

この東北大学医学部医学科の入試は

"科目数も多くて面接もある"という

私が思う医学部医学科の入試の

一般的な例としてご紹介しました。

 

残りの2つについてはこの東北大学とは

少し異なった入試方式をとっている

ものとしてご紹介したいと思います。

 

 

秋田大学医学部医学科

 

まずはセンター試験です。

 

国語(100点)

世界史B・日本史B・地理B・倫理&政治経済

 から1つ(50点)

③-1数学ⅠA(必須)

③-2数学ⅡB・簿記&会計・情報関係基礎から1つ

 ※数学ⅡBを高校で履修していない場合などの

  例外を除き原則「数学ⅡB」

  (③-1,2で100点)

物理・化学・生物から2つ(200点)

英語・ドイツ語・フランス語・韓国語

 中国語から1つ(100点[20点])

 

センター試験の科目数は東北大学と

同じですが、換算は変わり

計550点になります。

 

違いが出るのが個別日程です。

 

数学ⅠⅡⅢAB(100点・90分)

英語(100点・60分)

面接(200点)

 

の計400点になります。

東北大学と比べ、1科目少ないのが

分かると思います。

 

科目数が多く、時間の使い方が難しい

国立大学受験者にとって、センター試験

の後の個別日程までに科目が1つでも減る

ということは非常に大きいことだと思います。

 

医学部受験者で理科が苦手という人は

いないとは思いますが、

理科が少し足を引っ張っている人や、

過去問の対策が十分ではない人にとっては

少し時間に余裕ができるという点で

逆転合格の確率が高くなるのでは

ないでしょうか。

 

 

九州大学医学部医学科

 

国語(100点)

世界史B・日本史B・地理B・倫理&政治経済

 から1つ(50点)

③-1数学ⅠA(必須)

③-2数学ⅡB・簿記&会計・情報関係基礎から1つ

 ※数学ⅡBを高校で履修していない場合などの

  例外を除き原則「数学ⅡB」

 (③-1,2で100点)

物理・化学・生物から2つ(100点)

英語・ドイツ語・フランス語・韓国語

 中国語から1つ(100点)

 

九州大学も5教科7科目ですが、

配点が異なり、計450点です。

 

センター試験の理科は

今までは生物(必須)+物理or化学だったよう

ですが、個別日程で必要な物理と化学という

組み合わせを選択するということが

できるようになりました。

 

九州大学も個別日程に特徴があります。

 

数学ⅠⅡⅢAB(250点・150分)

物理&物理基礎・化学&化学基礎

 (250点・150分)

英語(200点・120分)

 

以上、計750点です。

理科は物理と化学の2つが指定されています。

そして、お気づきでしょうか。

なんと九州大学医学部医学科の

入試には面接がありません

 

のはずだったのですが

 

面接がないことで有名だった

九州大学医学部医学科の入試にも

面接が導入されるようです...!

 

医学部受験をする人たちの間では

この面接のない入試方式は有名だったと

思いますが、変更がなされるようなので

十分注意してください。

 

これにより全国で面接のない

医学部医学科はなくなったわけですが、

これは次の項目でも触れる

「医学部受験の現状」という話に

関わってきます。

 

 

詳しくは次の項目で。

 

 

医学部受験の現状

 

点滴

 

前項では3つの大学の医学部医学科の

受験方式をご紹介しました。

 

前項の最後にも書いたように、

医学部入試ではすべての大学で面接が

行われることになりました。

 

医学部入試において面接の重要度は

とても高く、いくら筆記試験の得点が

良くても面接次第では不合格となる場合も

あります。

それにはしっかりとした理由があるはずです。

 

ここでは「医学部受験の現状」ということで

大学側はどういう人物が医者になるのに

ふさわしいと考えているのかを考察して

いきたいと思います。

 

 

※以下こちらの記事を参考としています↓

https://president.jp/articles/-/27450

 

本題に入る前に、

現在に至るまで約10年間で医学部の定員は

徐々に増加し、それにともなって受験者数も

増加しています。

 

さらに順天堂大学が学費を下げ

他の大学の医学部もこの流れに乗ったことで

よりこの動きが強まりました。

 

今までよりも医学部を受験する層が広く

なったことで、

よりひとりひとりの人間性が見える

面接というもので医者としての適性を

見極めることが大切になったのでは

ないか、と私は思っています。

 

入試問題の点数が高いからといって

その人が医者になるにふさわしい

とは言い切れないという考えが

広まっているように思います。

 

ではどういった人材を欲しているのか。

例えば東北大学医学部医学科

アドミッションポリシーには

医学や医療を通じて人類の福祉に貢献したとい

 う目的意識があり、病める人の立場になって

 問題解決のできる人間性を備え

 国際的視野で行動できる人を求めています。

と記述してあります。

 

それ以外にも各大学それぞれ

こういう人が欲しいというように

求める人物をアドミッションポリシー

として提示しています。

 

全ての大学を確認したわけではありませんが、

共通しているのは

勉強ができるだけでなく、

 豊かな人間性や積極的な

 探求意識を持っている人

を求めているということでは

ないでしょうか。

 

では面接官はどのように受験者の

資質を見抜くのでしょうか。

 

例として東邦大学が先駆けとなった

MMIという面接を紹介したいと思います。

 

MMIとは複数の短い質問を部屋を変えて

聞くことで、受験生を多面的に評価する

もののことです。

 

複数の質問の中の1つとして

「小児がんを患う子供に『なぜあなたは健康

 なのか?不平等だとは思わないか』

 と質問されたら、どう答えるか。

 3分以内に回答してください」

というものがあったそうです。

 

そこに議題と討論の時間が追加され、

それらについて4人の受験生が討論し

2人の面接官が評価するという形式

です。

 

皆さんであれば何と答えるでしょうか。

これを3分以内に考えてまとめて答える

というのは非常に難しいことだと思います。

 

ですがそれこそがこの問題の狙いなのです。

意見を用意しておく余裕がないため

その時の咄嗟の判断が必要とされる、つまり

"今までの人生で積み重ねてきた自分の人間性"

が瞬時の回答によって浮き彫りになるのです。

 

それぞれの質問に明確な答えというものは

ありませんが、

医者を目指す者としてその考えは

いかがなものか...

という回答はやはりちらほら見られる

ようです。

 

 

 

この面接方式は徐々に広まっており、

ほとんどの大学で導入されるように

なる日も近いのではないでしょうか。

 

そうなってくるともはや"対策"という

ものは通用しなくなるでしょう。

 

結果を出すためには

日頃から最新の情報や

色々な人たちの意見に触れ、

それについて自分では

どう思うかを分かりやすく

まとめて伝えるという練習をして、

自然と頭の中でそういった思考が

働くようにしておく

必要があるでしょう。

 

 

患者から情報を引き出し、

自分の持っている知識と照らし合わせて

診断結果を出すというのを短時間で

行わなければならない医者にとって

必須の能力だといえるでしょう。

 

 

医学部受験を考えている人は是非

今回のブログを参考に日頃から

「自分は医者になるんだ」という

意識を持ち、

医者として持つべき思考力と

マインドを身につけていって

欲しいと思います。

 

 

ありがとうございました!

 

 

 

 

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