こんにちは、武田塾愛知日進校の小泉です。
もう夏休みですね。
そろそろ進路が明確に決まってくる時期ではないでしょうか。
様々な進路選択がありますがその中でも、「私は教員になりたい!」
と教員養成の大学を選ぶ人は少なからずいますよね。
今回はそんな皆さんのために教員養成ということについてお伝えしたいと思います。
ではさっそくいきましょう!
教員養成課程と教職課程の違い
まず教員養成課程と教職課程の違いはご存知でしょうか?
教員養成課程とは読んで字のごとく教員を養成するための過程で44の大学に設置されています。
教員となるために必要となる科目を中心にカリキュラムが組まれているので、
4年間しっかり講義を受けて単位を取得していれば、卒業と同時に免許を取ることが出来ます。
一方、教職課程は教育学部ではないけれど、教員になりたいという人向けの過程です。
つまり、その学部の通常の授業に加えて教員になるための授業も受けなければなりません。
大体どの大学にも教職課程はあります。
もちろん、取れる免許が限定されていたり、
前述の通り、通常のカリキュラムとは別に所定の単位を取ったりする必要はありますが、
わざわざ教員養成課程の大学に行かずとも免許は取ることが可能です。
教員養成課程のメリット
では、教員養成課程の大学に行くメリットは何でしょう?
まず、挙げられるのは実際の教育現場に赴いて行う実習が多いということです。
これは教員養成系の教育学部の多くに当てはまることで、
他の学部より先生になったときの基盤を作りやすいです。
またボランティアや家庭教師の募集も多く、意欲があればとことん教育の世界を経験することが出来ます。
次に学校からの支援が手厚いことです。
教員養成の大学ですから学校側としても多くの優秀な教員を輩出したいはずです。
ですから教育に関するサポートは充実していると思いますよ。
まあすべての教員養成大学がそうかはわかりませんが、、、
教員養成課程のデメリット
逆にデメリットも考えてみましょう。
一番大きなデメリットは教員以外の進路が選びにくいということでしょうか。
もちろん、教員養成の学校だとしても3割から5割の人が教員以外の道に進んでいます。
しかし他の大学に比べて企業のインターンや相談会などの回数は少ないですし、情報はあまり集まりません。
また教員以外を目指そうとするとき、
なぜ教員ではなくそれ以外の道を目指すのか明確な理由や意志が必要となるでしょう。
なぜなら教員養成系に進んだ時点で、この人は教師を目指す、もしくは目指した人なんだなと評価されているからです。
面接の際、なぜ教員にならなかったのですか?と問われ、
あいまいな答えしか出せなかったとしたら、それはきっと悪印象を与えてしまいます。
最後に
さて、教員養成について何となくでもイメージすることができたでしょうか。
大学の選択は人生の中でも比較的大きな選択だと思います。
しっかりと情報を集めて自分の理想に近い大学を選びましょうね。