こんにちは!
武田塾上尾校の新井です。
今回の記事は難関大志望の高1・高2生向けです。
特に中堅進学校(または非進学校)から難関大への現役合格を目指す人や、早めに受験勉強をスタートして、逆転合格ではなく順当合格を目指す人を対象としています。(※難関大=早慶レベル or 旧帝など国公立大学と考えてください)
最近の傾向を踏まえた内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください!
長期計画を立てて受験勉強を習慣化する
高1・高2の内から、継続的に「受験勉強」に取り組んでいる人は少ないです。
多くの人がやっているのは、学校で出された課題や宿題を終わらせる勉強であって、これは受験勉強とは全く異なります。
受験勉強とは、志望校に向けて長期計画を設定して、継続的に行う積み上げ型の勉強のことです。
これを高1・高2の段階から実行できている人は、50人に1人程度だと思います。
実際には、志望校はあっても計画が雑だったり、継続的に勉強できていなかったり、そもそも勉強法が間違っている生徒が大半です。
結局、まともな受験勉強がほとんどできていないまま、高3生を迎えてしまう人が多いです。
難関大学を志望する高1・高2生の人へお伝えしたいことがあります。
そうした状況になりそうなら、今すぐにでも武田塾(または他の自分に合った塾)を頼ってください!
現役合格を本気で狙うのならば、高1・高2で塾はまだ早いとか、なるべく塾を使わない方向でとか、そんな考えは捨てた方がいいです。
受験において「時間」は最も大切なものであって、これをムダにすることほどもったいないことはありません。
手段を選ばず「何が何でも結果を出すんだ!」という強い意識を持ってください。
高3になってもまだ受験勉強の習慣が身に付いていなかったり、勉強法が間違っている状態では、難関大学に現役合格するのは厳しいです。
特に中堅進学校や非進学校から難関大学を目指す生徒は、より急いだ方が良いです。
「合格の秘訣は、高2を高3生のように、高3を浪人生の意識で受験勉強に取り組んだからです」
これは非進学校から東北大学と早稲田大学に現役合格した生徒が言っていたことですが、中堅進学校や非進学校から難関大学を目指す人には、ぜひこの意識を持ってもらいたいと思います!
外部模試を受験してライバルのレベルを知る
中堅進学校や非進学校から難関大学を目指すみなさんのライバルは、同じ学校の同級生ではありません。
全国の、超進学校に通っている強者たちです。
大事なことは、全国の強力なライバルたちと比較して自分の実力がどの程度なのかを早めに知ることです。
オススメは、駿台全国模試です。
高1、高2生でも受験可能で、年3回実施されています。
中堅進学校や非進学校で学校で実施していない場合は、各自で申し込むことになります。
生半可な受験勉強ではほとんど歯が立たないレベルの難易度ですが、本当の自分の実力とライバルのレベルを知るには最適な模試です。
私も高校生の頃に受験して打ちのめされましたが、甘い受験勉強では難関大学には合格できないのだと思い知ったことは、良かったと思います。
中には、自分の実力を知ることを怖がる人もいるようですが、難関大を目指す以上、そこから逃げていてもしょうがないと思います。
全国には、高1・高2(またはそれ以前)から、着々と受験勉強を進めている強力なライバルが大勢いるのです!
難関大学に現役合格するということは、そうした手ごわいライバルたちに勝利するということなのです。
高2までに英検®準1級レベルのスコアを取る
英語外部試験利用入試は、ここ数年で一気に拡大しました。
立教大学は、英語外部試験のスコアが受験にほぼ必須となっています。
上智大学では、TEAPという検定のスコアを持っていないと、受験できない入試方式が出てきています。
また、総合型選抜や公募推薦でも英語外部試験のスコアを出願要件とする大学もあります。
国公立・私立、文系・理系を問わず、英語外部試験のスコアを活用する大学はどんどん増えてきています。
難関大志望者の中では2級レベルだと普通なので、ほとんどプラスにはなりません。
英語外部試験は英検®を受験する人が多いと思いますが、難関大学を狙っている人にはできれば準1級レベルを目指して欲しいところです。
英語外部試験では4技能が問われるため、準1級レベルに合格するにはそれなりの準備が必要です。(※2級レベルの生徒で3か月~半年程度、3級レベルの生徒で早くて1年はかかります)
3年生になってから本格的に準備しようと思っても、間に合わないと思います。(他教科の勉強に時間を割く必要があるため)
逆に、高1・高2生の内に準1級を取っておくことのメリットは計り知れません。
①高3になってから一般入試や総合型選抜の勉強に集中できる
②英語が早めに仕上がっている分、他教科の勉強に時間を割ける
③MARCH以上の大学を受験する際に、大きな優遇を受けられる
④総合型選抜、英語外部試験利用入試に有利な枠でチャレンジできる
ちなみに、上尾校では高1・高2の内に準1級レベルのスコアを取得した生徒は、過去全員MARCH以上の大学(もしくは上位国公立大学)に合格しています。
準1級レベルのスコアでMARCH以上はほぼ確実となれば、やらない手はないのではないでしょうか。
この事実に気付いている高校生は、高1・高2の内から着々と準備を始めています。
難関大学の入試対策は高1・高2から既に始まっているのです!
準1級対策については、こちらの記事をご参照ください。
英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
英語+1教科の受験勉強&先取り学習を
高1・高2の間は部活動に入っていたり、あまり多く勉強時間が取れない人もいると思います。
でも、大丈夫です!
難関大学を目指す高1・高2のみなさんが力を入れるべきは、英語+1教科です。
文系なら英+国。(国語は古文優先。慶應志望などで国語を使用しないなら英語だけでもOK)
理系なら、英+数。
社会や理科は、国公立志望の人は高2の夏頃から少しずつ受験勉強(先取り学習)を始めたいところです。
中堅進学校や非進学校では社会や理科の学習進度が遅くなりがちなので、先取り学習で早めに全範囲の学習を終えることが大事です。
私立大志望の人は、高2の冬くらいから始めても間に合うと思います。
高2終了時点で主要教科をどのレベルまで仕上げれば万全か、一応の目安を挙げておきます。
早慶レベル(文系)志望 ⇒ 英語がMARCHレベル、国語が日大レベル。
早慶レベル(理系)志望 ⇒ 英語+数学がMARCHレベル。
旧帝レベルの文系国公立志望 ⇒ 英語+国語がMARCH(地方国公立)レベル。
旧帝レベルの理系国公立志望 ⇒ 英語+数学がMARCH(地方国公立)レベル。
これにプラスして、英検®準1級レベルのスコアが取得できていればさらに万全になります。
もちろん、この目安よりも高いレベルに仕上げられていればそれに越したことはありません。
逆に、この目安に満たなくても合格は可能ですが、高3になってからの相応のペースアップは必要になります。
中堅進学校や非進学校の場合、数学は高2の段階では全範囲が終わっていないケースがほとんどだと思うので、理系の生徒は先取り学習が必須になります。
大学で学びたい分野の本を読んでおく
最近は一般選抜以外にも、総合型選抜や公募推薦など入試が多様化してきています。
それらの入試では、小論文、面接、課題提出、プレゼンなど多様な選考が行われます。
多くの受験生は、受験直前になってネットであれこれ情報収集をして、準備をします。
そして正直、その程度の準備でも合格できてしまう大学があるのは事実です。(そういう大学はあまりオススメしませんが・・・)
しかし難関大学になってくると、このような付け焼刃の準備では厳しいです。
では、ちゃんとした準備とはどういったものでしょうか。
一番効果的な準備は、時間のある高1・高2の内に大学で学びたい分野に関する本を読むことです。
ただ読むだけでなく、その分野に関する問題について、自分なりの提言ができるようになってください。
直前にネットで調べた程度の知識は、小論文を書かせたり、面接でいくつか質問すれば、大学の先生にはバレます。
普段からちゃんと読書をする人か、物事を論理的に考えられる人か、興味のある分野について深く調べている人かどうかを、誤魔化すことはできません。
大学は「真面目に勉強する意欲のある人」「専門的な研究ができる能力のある人」が欲しいんです。
部活でキャプテンを務めたとか、留学したとか、そうした経験よりも、日頃から読書をしていて、物事を深く考えられる人間であることをアピールした方が、面接官の評価は高くなります。(少なくとも、上位大学は間違いなくそうです)
もちろん、読書の効果は受験のためだけではありません。
活躍している社会人は、日常的に読書する習慣を身につけています。
本を読むのが面倒くさいと言って、受動的な映像コンテンツばかりに頼っていると、読解力が育たないまま大人になってしまいます。(私が参考書や問題集など書籍中心の学習を推奨する理由はここにもあります)
時間のある高1・高2の内に興味のある分野の読書をしておくことは、大学受験だけでなく、将来の役にも立つと断言します!
・・・いかがでしたか?
大学受験は自分を変えるチャンスです。
まだ時間のある高1・高2のみなさんには、難関大学を狙うチャンスが十分にあります。
ぜひ、早めに受験に向けて動き出し、難関大学合格を掴み取りましょう!
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