こんにちは。武田塾御茶ノ水本校講師のKです。
みなさんは、暗記は得意ですか？
暗記はやり方を工夫するだけで格段に効率があがるので、その効率をあげる方法を知っていると、受験勉強にとても役立ちます。
今回は暗記を行うおすすめの時間帯について書きたいと思います。
みなさんは1日のうち、いつ暗記を行うのが最も効果的だと思いますか？
暗記を行うのに最も効果的なのは、寝る前の1時間だそうです。
なぜなら、脳は、眠っているあいだに1日の情報を整理し、必要な情報を脳に定着させる働きを行うからだそうです。
寝る前に入れた知識が、睡眠中に整理されて定着率があがるのです。
睡眠中に知識が整理されることで、前日寝る前には解けなかった問題の解法が、翌朝起きたらひらめいた、ということもあるそうです。
実際に英単語の暗記を行ってもらい、その直後にテストをした場合と、睡眠をとったあとでテストした場合では、睡眠をとったあとでテストをした方が、成績がよかったという実験結果もあります。
人は、何も復習せずに1日たつと、記憶の74％を忘れてしまうそうです。
テスト前にあわてて徹夜をする人もいますが、その場しのぎでそのテストは乗り越えられたとしても、睡眠による知識の定着が行われていないので、すぐに忘れてしまいます。
また短時間の睡眠でも脳に知識を固定する働きが行われないので、最低6時間の睡眠をとることが望ましいと言われています。
また、記憶の定着がもっとも行われやすい睡眠のゴールデンタイムは、午後10時から午前2時と言われています。
受験勉強には朝型がおすすめだよ、という話を聞いたことがある人もいると思います。
それは寝る直前に暗記を行い、午後10時から午前2時のゴールデンタイムの間にきちんと睡眠をとって、覚えたものを朝早く起きて復習する、というのが脳にとって最も効率的に暗記ができるサイクルだからです。
朝は脳がぼーっとしているので新しいことを覚えたり、難しい問題に取り組んだりするより、前日の復習をするほうが、ちょうどよいウォーミングアップになってよいと思います。
朝起きるのが苦手な人は多いと思いますが、受験を機に朝型に切り替えてみるのもいいかもしれません。
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