逆転合格専門予備校、個別指導の武田塾赤羽校です。
私大一般入試、および国公立大2次試験の試験形式が
センター試験とは異なるのは受験生の多くの人が知って
いることと思います。
センターで穴埋め問題や、選択問題には慣れているけど、
「記述式は苦手!」という受験生は実はとても多いのです。
また、現在の高1生からはセンター試験が『共通テスト』に
変更なります。
現行のセンター試験は全てマークシート方式ですが、共通テストでは
一部で記述式問題が導入されます。
今後、
ますます思考力を必要とする記述式問題が増える傾向にあります。
赤羽校では、特訓の確認テストの採点時、
記述式答案の書き方の指導もしています。
小学校の算数の時、先生から
計算の跡を残すように教えられましたよね。
それと同じようなもので、
「途中計算を書けばいい」
なんて思っていませんか?
もし、そう考えていたら、すぐに改めてください!
大学入試の記述式の数学の試験では、
解答を求めるまでのプロセスを問います。
論理的な飛躍・矛盾がないか、
問いに対して、必要十分条件を満たした解答をしているか、
より高度な次元での記述が求められているのです。
~~~数学の記述式問題の解答の心得~~~
答案は、その解答を見た採点官が流れを理解できるように書く。
あなたの答案を初めて見る人が、
何をしようとしているか理解できるような答案を目指すべきなのです。
そのためには?
…具体的な行動、表現として、
1. 字を丁寧に書く
仮に、字が下手でも丁寧に書きましょう。
採点官に読んでもらうのですから…自分だけが読める字は
不正解とされても当然です。
2. 問題文に書かれていない文字を導入する際、明確に宣言する
自分で数式を別な文字で置き換える際、宣言しないといけません。
例1)2次方程式の判別式Dをいきなり使っている答案をよく見ます。
(たしかに、どの参考書でも、教科書でも共通に使っていますが…)
最低限、
「2次方程式の判別式をDとすると、…」
「判別式D=…」 などと書いてください。
例2)面積を求める問題で、いきなり、「S=…」と計算を始めている
答案も見かけます。
(問題文の中で、「S」が定義されている場合、いきなり書いてもOKです)
問題文で定義されていないならば、
「求める面積をSとすると、S=…」 のように表現しましょう。
3. 図やグラフをかく
・正しくても、図やグラフなしで答えを出そうとする人がいます。
(頭の中では分かっている、イメージできているのかもしれませんが…)
計算の過程を記しただけでは、不十分とみなされるケースが多いです。
グラフ、増減表など必ず書くようにしましょう!
特に、論理的な展開を求める大学では、
最後の計算で、少しケアレスミスをしてしまったとしても、
途中までの過程が正しく、しっかりイメージできていたことが伝われば、
その設問、8割程度の得点になることも多いです。
グラフ、表など、自分の考えをしっかりPRしましょう!
4. 第一式を書いてから、計算を始める
自分の頭の中で計算したことを省略して、いきなり途中式から
書き始める人も多いです。
採点官が見ても、「この式、どっから飛び出してきたんだ?」と
分からず、イライラすることもあるそうです(笑)
私たちも、問題集や参考書で、いきなり論理をすっ飛ばした計算式を
見て、悩まされたことがありますよね。
採点官は数学できる人ですが、それでも困ります。
または、きちんとしたステップを踏んでいないために減点対象になります。
数学できる人が、完全にリセットした状態から淀みなく読める解答を
記述できるように意識しましょう。
その他、細かいポイントを簡単に挙げると、
5. 接続詞や簡潔な言葉を使ってリードする
例)「よって、…」
「ゆえに、…」
「両辺の係数を比較して、…」など
6. 答案の中の式に番号(①、②、…)、または記号をつける
7. 場合分けの際、番号をつける
8. 〇〇定理・公式を使っていることが分かるように書く
「余弦定理より、…」
「解と係数の関係より、…」
「相加・相乗平均の関係より、…」など
代表的なポイントを列挙しました。
実際に、過去問での演習、本番の入試で意識してみると、
答案もレベルアップすると思います。
他に、得点を高くするポイントはいくつかあります。
「無料受験相談」に来ていただいた方にはお話します。
受験生みなさんの健闘を祈ります!
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